みなさん、こんにちは。
いま、鉄道業界では、車内販売の廃止が大きなムーブメントになっています。
東海道・山陽新幹線では車内販売が全廃となり、スジャータの激硬アイスが食べられなくなったほか、小田急ロマンスカーでもビュッフェ販売を含めて車内販売が廃止になってしまいました。
そんな中、満を持して、2021年8月をもって車内販売の廃止となったのが、日光や鬼怒川温泉に向かう特急スペーシアなどの東武鉄道です。
今回は、息子のヤンヤンと車内販売の見納めにスペーシアに乗車したら、なんと!もう9月になっていたという失敗談をもとに、スペーシアに乗るときにやりたい8つのことをご紹介します。
なお、東武鉄道のSL大樹・ふたらの車内販売は継続していますので、安心して乗りに来てください。
<目次>
- <目次>
- 1,特急スペーシア100系について
- 2,チケットレスサービスを使おう。
- 3,まるごと日光東武フリーパスを買おう。
- 4,軽食を買っておこう。
- 5,飲み物を買っておこう。
- 6,湯葉を食べよう。
- 7,華厳の滝を見に行こう。
- 8,餃子コロッケを食べよう。
- 9,レモン牛乳ソフトクリームを食べよう。
- 10,まとめ
1,特急スペーシア100系について
特急スペーシア100系は、1990年に登場したの特急車両で、主に始発駅の浅草駅から東武日光駅に向かう「けごん号」や鬼怒川温泉駅方面に向かう「きぬ号」に使われています。
このほか、JR新宿駅発着の「スペーシア日光号」や「スペーシアきぬがわ号、そして、平日のラッシュ時に運転される通勤客向けの「スカイツリーライナー」などでも活躍しています。
特急スペーシアの特徴は、バブリーな内装です。
シートピッチ1,100mmでゆったりと座れるリクライニングシートには、靴を脱いでくつろげるフットレストが設置されているほか、シートの背もたれにはうたた寝に最適な横顔をもたれさせられる部分(名称不明)が付いています。
6号車はグリーン車扱いの4人用コンパートメントが6室設置されており、テーブルには大理石が使用されています。
これらの内装の設計は、銀座東武ホテルのデザインを手がけた方によるものだそうです。
ホテルのような居心地を備えた特急スペーシアは、時速120kmで関東平野を駆け抜け、日光連山を目指します。
2,チケットレスサービスを使おう。
特急スペーシアを含め、東武線の特急券を買うときは、チケットレスサービスがおススメです。
最近は交通系ICカードの普及で自動券売機の台数が少なくなっているほか、東武線沿線外の方は、東京メトロを使って乗り換えなしで東武線に入ってくることが多いでしょうから、そんなときに特急券を買いに改札を出るのは非常に面倒です。
JR東日本のえきねっとのようにチケットレス割引はありませんが、時間と紙の節約に役立ちます。
チケットレスサービスは、東武ネット会員サービスの会員登録をすることで、利用できるようになります。
クレジットカードでの決済が可能になるほか、東武カードのクレジットカードを連携することで、乗得ポイントとしてTOBU POINTを貯めることもできます。
3,まるごと日光東武フリーパスを買おう。
東武線で日光に向かうときは、「まるごと日光東武フリーパス」がおススメです。
この切符は、
の、機能が1枚になった切符です。
4日間有効ですが、日帰りでも十分元が取れる切符です。
例えば、始発駅の浅草駅や、東京メトロやJR常磐線から乗り換えられる北千住駅からの値段は、
- 大人4,610円(12月~3月は4,220円)
- 小児2,320円(12月~3月は2,110円)
北千住駅~東武日光駅の交通系ICカードの運賃が片道1,383円ですので、往復乗るだけでも元が取れる計算になり、実質的にタダでバスに乗れる計算になります。
ただし、さっき述べたことと矛盾してしまうのですが、「まるごと日光東武フリーパス」は、チケットレスでの発売がなく、改札窓口や券売機で購入する必要があります。
なので、スペーシア出発前に余裕をもって行動するようにしましょう。
4,軽食を買っておこう。
冒頭で述べたとおり、スペーシアは車内販売が廃止になってしまいましたので、事前に軽食を買っておくようにしましょう。
御覧のとおり、スペーシア車内のビュッフェは閉鎖されており、もぬけの殻になっています。
カーテンも固く閉ざされていました。
まだ廃止になっていないと思い込んでいたヤーコンは何も買わずに乗車して愕然・・・。
空城の計かと思いました。
北千住駅には、特急専用ホームと同じホームに東武さんの売店ACCESSがあります。
ここで、おにぎりやお菓子を買っておきましょう。
お弁当も売っていますが、日光では湯葉が食べたいので、おなかに余裕を持たせておくことをおススメします。
また、特急専用ホームにはお菓子自販機も設置されていて、じゃがりこやランチパックなどを買うことができます。
5,飲み物を買っておこう。
スペーシアの車内販売は、ワゴンやビュッフェだけでなく、飲み物の自動販売機も廃止になっています。
軽食と同様に、売店や自販機で飲み物を買っておきましょう。
6,湯葉を食べよう。
東武日光駅に到着したら、日光名物の湯葉を使った料理を食べましょう。
ここから神橋までのストリートにはいくつかレストランはありますが、駅前にあって手っ取り早く食べられるのが、「らんぶる」さんです。
「らんぶる」さんは、いわゆる食堂的なレストランで、ラーメンからカレーまでみんなが大好きなメニューが目白押しの中、湯葉料理もしっかりと置いてあります。
今回、僕は湯葉を卵でとじたゆば丼、息子のヤンヤンはゆばざるそばを注文しました。
ゆば丼も卵とじながら意外とあっさりとしていて、ムシムシする天気の中、とても気持ちのいい昼食となりました。
時間があれば、料亭などでも味わってみたいですね。
7,華厳の滝を見に行こう。
華厳の滝や中禅寺湖方面へ向かうバスは、Y系統またはYK系統の湯元温泉行きか、C系統中禅寺温泉行きに乗車し、中禅寺温泉バスターミナルで降りるのが便利です。
「まるごと日光東武フリーパス」を運転手さんに見せて乗車しましょう。
世界遺産の東照宮や二荒山神社、輪王寺などを横目に進んでいき、馬返のバス停を過ぎるとバスはいよいよ第2いろは坂の急勾配急カーブに挑んでいきます。
第2いろは坂は、山登り専用の一方通行で、下りの第1いろは坂と合わせてヘアピンカーブに「い・ろ・は・に・・・」とひらがなが1文字ずつ割り振られており、ひらがなが書かれた看板も立っています。
息子のヤンヤンが酔うんじゃないか心配でしたが、彼が今東方ボーカルの「色は匂えど散りぬるを」の曲にハマっていることもあり、ひらがなを追いながら「浅き夢見みし酔いもせず」まで教えてあげていたら、酔いもせず、無事到着できました。
華厳の滝の迫力を楽しむには、華厳滝エレベーターを使って約100m崖を降りていきます。
エレベーターの利用料は、大人570円、小学生340円です。
華厳の滝の落差は97mで、毎秒2.5トンの水が勢いよく落ちていきます。
ヤンヤンは、華厳の滝で滝修行をすると粋がっていましたが、実現への道は遠そうです。
中禅寺湖から大谷川に勢いよく注ぐ名瀑の迫力は言わずもがなです。
紅葉の時期などはさぞかし色彩に心が躍ることでしょう。
8,餃子コロッケを食べよう。
華厳の滝は、観光名所とあってお土産屋さんや食堂が何軒か軒を連ねます。
華屋華厳滝営業所のおススメの1つが餃子コロッケ(360円)。
宇都宮餃子が有名な栃木県だけあって、ほくほくの男爵いもを使ったコロッケの中に、餃子が丸ごと入っています。
餃子に目がない息子はハイエナのように飛びつき、ほくほく顔で食べておりました。
一口もらいましたが、衣がサクサクなのと、じゃがいもが甘く、餃子の味もしっかりしているので、ソースなどの調味料は不要です。
あと、お店の方のひとあたりがとてもよく、乳成分アレルギーも息子がアレルギー情報を聞いた時も、一生懸命確認してくれたのもよかったです。
旅で一番重要なのはこういう一期一会ですよね。
9,レモン牛乳ソフトクリームを食べよう。
僕が注文したのは、レモン牛乳ソフトクリーム。
レモン牛乳は、栃木県内にある栃木乳業や針谷乳業で製造されている首都圏ではなかなか手に入らない乳飲料。
無脂肪牛乳や生乳にブドウ糖などで甘みをつけ、着色料でレモンっぽくしたい飲料で、なぜかレモン果汁が入っているような気がしてしまう、奇跡の飲料です。
とどのつまり甘い牛乳なのですが、これが最高においしくて、まさかソフトクリームになっているとは思いませんでした。
色身もしっかり黄色で、レモン牛乳そのもの。
味も、レモン牛乳の甘みをしっかりと感じることができ、なぜかほのかなレモンの香り。
ソフトクリームも好きなヤーコンにとっては、盆と正月が1度に来たような商品でした!
なお、Wikipediaによれば、道の駅うつのみやや、野岩鉄道龍王峡駅前の売店でも食べられるそうです。
10,まとめ
今回の一連の流れをまとめると、
ということです。
日光グルメの満喫という点で、スペーシアで何も食べずにおなかを空けておくというのも、良い旅のポイントかもしれません(笑)
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