エモ鉄ヤーコンです。こんにちは😃
エモ鉄とは、電車に乗ってエモい体験をするマニアのことです。
骨川スネ夫という男の家には大抵のものがあるようですが、さすがに古墳はないでしょう。
東急グループの創設者五島慶太の自宅は、彼の美術コレクションを保存・展示する五島美術館として開放されており、庭園も開放されています。
たまたまGoogleマップで妄想旅をしておりましたら、その敷地内に古墳があるとのこと!
早速遊びに行きました🚃
【目次】
1.五島美術館について
五島美術館は、東急グループの創設者五島慶太邸の敷地の一部の提供を受け、彼の美術コレクションを保存・展示しています。
五島慶太は、熱心な古美術品コレクターとしても知られ、展示品の中には国宝の源氏物語絵巻や、紫式部日記絵巻のほか、重要文化財も多くあります。
五島慶太邸の一部であったため、隣には五島家のお宅があります。
表札には、五島慶太息子で、元東急グループ会長五島昇の文字が!!
五島家だけでなく、各界の要人も多く居を構える超高級住宅街です。
2.最寄駅上野毛駅
上野毛駅は、急行通過駅で、コロナ前の2019年度の乗降人員は22,572人/日でした。2008年の大井町線急行運転の開始に伴い、上り(大井町駅方面)の通過線の新設に伴い、駅舎もリニューアルされました。
正面口と北口に挟まれた上野毛通りの頭上には、円形に穴が特徴的な屋根が設けられています。
この特徴的な新駅舎の設計は、東横線渋谷駅の設計も手掛けた建築界の巨匠、安藤忠雄氏です。
3.ホントにあった古墳
では、早速古墳を見に行きましょう。
五島美術館は入館料大人1,000円で館内の展示品と庭園の散策を楽しむことができます。
また、庭園散策のみであれば、大人300円で入館でき、中学生以下は無料なので、子供たちにとっても良い刺激の場にもなります。
庭園は、時計回りに散策する順路になっており、1周約15分ほど。
手入れの行き届いた樹木、小川や池、様々な種類の石灯籠が魅力です。
また、このあたりは国分寺崖線(10万年以上の歳月をかけて多摩川の浸食作用で形成された河岸段丘)に位置しており、アップダウンのある散策路になっています。
1周すると息が上がるほどです。
このような地形から、豊富な湧水と、動植物を育む豊かな環境が古くからあり、旧石器時代から古墳時代にかけて人々が生活していた形跡が見られ、大井町線で2つ先の尾山台駅付近に至るまで、稲荷丸北遺跡、稲荷丸遺跡、野毛大塚古墳など多くの遺跡が点在しています。
このうち、五島美術館敷地は稲荷丸北遺跡と重なっており、庭園内の古墳は「稲荷丸古墳」と呼ばれており、このほか竪穴式住居や貝塚も見つかっていそうです。
そんなところに自宅を構えるとライフスタイルは、さすが強盗慶太というところかもしれません。
4.キングギドラも出現!
庭園には、古墳以外にもエモいスポットがたくさんあります。
こちらのキングギドラのようなものは、ソテツの木です。
ソテツは、蘇鉄と表記し、鉄を肥料にすると樹勢が増し、鉄の釘を打ち込むと蘇ることから、その名が付いたそうです。
左の部分に葉が少しだけ見られますが、全体的に藁で保護されていました。
5.富士山の絶景も!
「今日は富士山がきれいですよ。」と係員さん。
国分寺崖線の上にあるこのエリアは富士山がよく見えますし、1駅前の二子玉川駅のホームからも富士山がよく見えます。
庭園では、富士山ビュースポットの立ち位置まで案内してくれていました。
富士山の両側にそびえるビルは、二子玉川駅周辺で再開発された二子玉川ライズのビルです。
左側がタワーマンション、右側が楽天グループが入居するオフィスビル「楽天クリムゾンハウス」です。
もし、再開発に伴ってビルが富士山ビューを遮ろうものなら、劇場版名探偵コナン天国へのカウントダウンのような事件に発展していたかもしれませんが、再開発も五島美術館も東急の事業ですので、うまく連携を取ってくれたのかなと思います。
もちろん、ここからの景色だけを考えればビルも無いほうが良いわけですが・・・。
6.実は撮り鉄スポット
五島美術館は大井町線の線路沿いにあるため、真横を電車が通過していきます。
編成写真のような全体は収められませんが、庭園の緑と、荘厳な門と相まってエモい鉄道風景を楽しむことができます。
7.五島美術館データ
美術品だけでなく、庭園、富士山、電車まで楽しめる五島美術館の詳細はコチラです。
ぜひ、行ってみてください♪
住所 :東京都世田谷区上野毛3-9-25
休館日 :月曜日(祝日の場合は翌平日)、その他展示替期間、年末年始
開館時間:10時~17時(最終入館16時半)
入館料 :一般1,000円/高・大学生700円/中学生以下無料(特別展は別途)
(庭園入園のみ:300円)
公式HP: