群馬県の温泉といえば草津温泉や伊香保温泉が有名ですが、磯部温泉も違った魅力があります。
温泉宿6軒の小さな温泉街の魅力を紹介します。(安中市のHPでは7軒って書いてるけど、1件潰れたのかな?
※6件は2022年3月時点の磯部観光温泉旅館協同組合のおじさんの情報。
<目次>
- 1.信越線について
- 2.都心アクセスが最高!
- 3.温泉マーク発祥の地
- 4.浅間山を望む絶景
- 5.舌切り雀の舞台
- 6.食べる温泉、磯部せんべい
- 7.塩たっぷりの胃腸の名湯
- 8.シンカリオンZクイズラリー実施中
1.信越線について
正式には、「信越本線」といい、その名の通り信濃と越後を結ぶ路線で、群馬県高崎駅を起点にいったん西に進み、長野県から北上して新潟県に入り、さらに東へ進んで新潟駅へ至る長大路線でした。
現在は、北陸新幹線の開業で並行する区間が一部第三セクターのしなの鉄道に移管されるとともに、急こう配の難所であった横川駅~軽井沢駅間はバスに転換されました。
そのため、現在は、高崎駅~横川駅間、篠ノ井駅~長野駅間、直江津駅~新潟駅間と分断されて残っています。
このうち、磯部駅があるのは、高崎駅~横川駅間ということになります。
廃止となった横川駅~軽井沢駅間は、かつてはラックレールという2本のレールの間に歯車を設置して勾配を登っていたほか、その後も電気機関車が2両連結して列車を押さないと登れないほど急勾配でした。
廃線跡には、碓氷峠鉄道文化むらが営業しているほか、廃線跡の一部でトロッコ列車の運転や、ハイキングコースにもなっています。
2.都心アクセスが最高!
磯部駅は、上越・北陸新幹線が停まる高崎駅から4つ目のえきで、わずか18分で到着します。
草津温泉は、高崎駅からさらに特急草津を1時間ほど乗車したのち、さらに25分ほどバスに乗る必要があります。(主要都市から高速バスがあります)
また、伊香保温泉は、高崎駅から特急草津で20分弱で渋川駅へ、さらにバスを20分少し乗ります。
磯部温泉の温泉街は、磯部駅からわずか徒歩5分なので、圧倒的なアクセスの良さを誇ります。
信越線も1時間間隔で走っているので、時間が空いても高崎で軽く時間をつぶせます。
なお、自動車の場合は、上信越自動車道松井田妙義ICで降りて、一般道を15分ほどでつきます。
もともと旧中山道沿いにある温泉地で、立地の良さから文豪なども多く訪れたそうです。
3.温泉マーク発祥の地
絵文字でもよく使う♨マーク。
もはやインフラとも言えるこの温泉マーク♨の発祥はこの磯部温泉なんだそう。
磯部駅の駅前ロータリーには、その石碑が立っていて、元祖のマークは、もっと湯気の部分が長く、風にたなびいている感じがします。
4.浅間山を望む絶景
浅間山は、この区間の終点横川駅よりも西にあるので、常時車窓には浅間山がある印象です。
磯部温泉街や旅館からも浅間山が望め、その雄大な姿は富士山にほど近く、浅間富士と呼ばれる所以も理解できます。
3月下旬でも写真のような雪化粧で、富士山に比べて雲がかかりにくいぶん、オトクな絶景かもしれません。
5.舌切り雀の舞台
磯部温泉は、昔話舌切り雀の舞台になった場所だそうです。
温泉旅館のうち、「舌切り雀のお宿磯部ガーデン」と「雀のお宿磯部館」の2件が雀アピールをしています。
磯部観光温泉旅館協同組合を訪問しましたら、なんと!舌切り雀の絵本を無料でいただきました。
「舌切り雀のお宿磯部ガーデン」には、雀のキャラクター「おちゅん」がいるほか、舌切り雀の人形劇が楽しめるそうです。
舌切り雀のお話は、いじわるばあさんが雀の舌を切ったり、大きいつづらから妖怪的なアレが出てきていじわるばあさんがひどい目に合う教訓もあるお話ですが、磯部温泉のお宿は、雀たちがやさしいおじいさんにしてれた、おもてなしの心とホスピタリティを受け継いでいるそうです。
毎回思うのですが、なんでこのおじいさんは、こんなババァと結婚したんだろう?と改めて好きな人と結婚できる現在の日本に生まれてよかったと思っています。
6.食べる温泉、磯部せんべい
温泉街にはいたるところに、磯部せんべいの製造所があります。
磯部せんべいは、小麦粉や砂糖を、磯部温泉の温泉水を使って練り上げた、まさに食べる温泉です。
小麦粉を使用しているため、せんべいというよりは、ゴーフレットとか、風月堂のアレに近い触感と甘さで、子供から大人までみんなで楽しめる品になっています。
7.塩たっぷりの胃腸の名湯
磯部せんべいのようなお菓子作りにも愛称が良いのは、磯部温泉の泉質が重曹食塩泉で、ナトリウムが豊富なため。
塩化物・炭酸水素塩強塩温泉というそうです。(温泉法による表示)
そのため、身体にもよく、神経痛や胃腸病にも効果があるそうです。
8.シンカリオンZクイズラリー実施中
磯部駅は群馬県安中市にあり、終点の横川駅も安中市にあたります。
横川駅にある碓氷峠鉄道文化むらは、現在放送中のアニメ「新幹線変形ロボシンカリオンZ」の原点になっている場所です。
そこで、安中市では、磯部駅周辺、横川駅周辺、北陸新幹線安中榛名駅周辺をめぐるクイズラリーを2022年5月まで実施しています。
新幹線に乗っても良いですし、磯部駅から安中榛名駅までのバスもあります。
新幹線や、碓氷峠鉄道文化むら、旧信越線の遺構など、鉄分たっぷりの名所を巡りつつ、磯部温泉にも宿泊すれば、家族で良き思い出になること請け合いです。
正解数に応じてステッカーがもらえるほか、全問正解すると、プラレールシンカリオンZ・E5ヤマノテセットと、ダークシンカリオンが抽選で当たるそうですよ。
なお、ステッカーや抽選応募に必要なアンケート用紙がもらえる場所は、安中榛名駅付近にはありませんので、回る順番に気を付けてください!
ヤーコン家は、お金がないので、青春18きっぷで巡りましたが、安中榛名駅で終了してしまい、磯部駅までのバスが終わってしまっていたので、やむなく(?)新幹線の乗車しつつ、別日に仕事をさぼって再度磯部駅を訪問する羽目になりました・・・・。
トホホ・・・。
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