私、GPSアプリを使って、全国の鉄道路線に乗り、コンプリートを目指しています。
ちなみに、これ、普通の鉄道完乗とは難易度が違います。
GPSは地下区間では機能しないので、地下鉄は地上を歩かないといけないのです!
果たして、全国路線コンプリートは達成できるのか!?

大糸線は、長野県の松本駅から新潟県の糸魚川駅まで走るローカル線です。
北アルプスを西に見ながら走る素晴らしい景色の路線で、途中には白馬などのリゾート地もあり、中央線からの特急列車も乗り入れています。
当時は同行者も一緒に1枚の青春18きっぷで旅行ができました。(いまは不便になりましたね)
青春18きっぷでは、特急に乗れないので、松本駅まで普通列車を利用、松本駅からも大糸線の普通列車に乗り換えます。
ローカル線の普通列車と言えども、観光客の皆さんで賑わっていたのを覚えています。
そして、穂高駅や信濃大町駅などで徐々に少なくなっていきます。
車窓の左側には、雪をかぶった北アルプスの山々が見えていい気分です。
ここまではJR東日本、ここから先はJR西日本の管轄となり、列車もディーゼルカーになります。
そして、南小谷駅~糸魚川駅間は廃線の危機にある秘境路線となります。

大糸線は、途中の南新城駅あたりから姫川という川に沿って走ります。
JR東日本の区間は、比較的景色が開けている区間が多かったですが、南小谷を過ぎると急に山が迫ってきて、姫川に沿いながらギリギリの崖を走っていきます。
そのため、橋やトンネルが急に増えた印象を受けました。
当然カーブも多く、速度も出せません。
こうした土木構造物はメンテナンスだけでも億円単位の規模になります。
廃線危機の理由は、乗客の減少だけでななく、こうしたコスト面の特徴もあるのだと改めて実感しました。
ちなみに、GPSアプリはトンネルでは機能しないので、トンネルの入口でいったんGPSを切ります。
そして、トンネル出口で電波が復活したところでGPSをオンにすると、その間が直線で結ばれる機能になっています。
そのため、トンネルの中がカーブになっていると、正しく線路のルートを表現できないので、前後の駅で降りて、山に登り、トンネル上を歩くこともあります。(道路があれば)
大糸線のトンネルは個所数は多いですが、比較的短いトンネルが多かったので、終点の糸魚川まで乗りとおすことが出来ました。
夜は糸魚川駅から1つ戻った姫川駅近くのホテル国富アネックスというホテルに泊まりました。
そしてなんと恐ろしいことに、息子鉄の学校の研修旅行の宿泊先も、このホテル国富アネックスだったという。