ボクの息子はもう子鉄じゃないかもしれない。

子鉄(?)ヤンヤン(中1)の父であり、実写版アラレちゃんの娘ミーミー(小3)の父が、鉄道や子育てを楽しみながら、地方鉄道を救済していく物語です。子供の「だいすき!」「やってみたい!」を大切に子育てをしています♪ 子鉄応援ありがとうECショップ「でんしゃデパート」もやっています。本業はとある鉄道会社のSDGsおにいさん。なので、専門的な記事もあります。

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せやったんか!相鉄・東急新横浜線を関西人目線で解説!関西で例えるとこうなる!?

2023年3月、大阪では大阪駅地下ホーム(うめきた新駅)が話題ですが、関東では相鉄・東急新横浜線の開業が話題で横浜駅はすごい人で溢れています。

しかし、関西人にはなんのこっちゃのお話。

そこで、今回は関東人ヤーコンが関西人になりきって相鉄・東急新横浜線を解説します。

なお、関西弁は名探偵コナン服部平次とかつてのボクの部下(滋賀県膳所出身)を参考にした程度のカタコトとなります。

相鉄線東急線が新横浜駅で繋がり、新幹線駅と都心へのアクセスが格段に向上した。(画像出典:東急電鉄

<目次>

 

1,せやかて工藤、東急って阪急のパチモンやろ?

高校生探偵の中でも「西の服部、東の工藤」と称されるように、大手私鉄の中でも「西の阪急、東の東急」と並び称されることもあります。

沿線の雰囲気もややハイソな感じで似ているのと、阪急が大阪梅田駅から(正確には十三駅から)京都線宝塚線神戸線と放射状に分かれるように、東急は渋谷駅から東横線田園都市線が放射状に伸び、路線図もなんとなく似た感じがします。

歴史的にも、阪急の創設者小林一三は現在の宝塚線の沿線で、住宅開発と鉄道建設を一体的の進め、都心へ通勤するライフスタイルを提案しましたが、東急の創設者五島慶太もそれを学び、田園調布や田園都市線のまちづくりを行ったつながりもあります。

そうした過去からのつながりもあり、現在も東西でSDGsトレインを走らせるなど、いろいろな場面で良きライバルと感じられることもあります。

阪急創設者小林一三(左)と東急創設者五島慶太(右)(画像出典:東急グループ

2,相鉄・東急新横浜線は、阪急神戸線神戸電鉄新神戸駅でつながるようなもん。

それは言い過ぎちゃう?

関東人からも怒られてしまうかもしれませんが、そんな感じなのです。

正直新神戸駅ってアクセス悪くないですか?

神戸の市街地に行きたいのに、地下鉄に乗らないといけないですからね。

例えば、阪急神戸線が六甲駅あたりから分かれて新神戸駅に行けたら便利だと思いませんか?

さらに線路が伸びて神戸電鉄と直通したら、神戸市の郊外から新神戸駅だけでなく、大阪梅田駅方面へのアクセスが格段に向上します。

新神戸駅からは、すでに神戸市営地下鉄の旧北神急行区間新神戸駅~谷上駅)がありますから、ここに阪急が乗り入れ、さらに神戸電鉄とつながると考えると良いと思います。

現在新神戸駅へのアクセスは神戸市営地下鉄しかない(画像出典:http://www.my9.jp/v2/img_sys/1059/ffls/%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C_%E8%B7%AF%E7%B7%9A%E5%9B%B3.pdf

3,東急東横線阪急神戸線に似ている。

東急東横線は、渋谷駅から横浜駅に向かう路線です。

この途中の日吉駅から新横浜駅まで建設されたのが東急新横浜線です。

その先、新横浜駅から相鉄本線西谷駅に至るのが相鉄新横浜線で、西谷駅~羽沢横浜国大駅間はすでに完成しており、今回羽沢横浜国大駅~新横浜駅間が開業し、めでたく新横浜へのアクセスと東急への乗り入れが実現したわけです。

先ほどの説明の通り、東急と阪急はいろいろな点で似ているわけですが、特に東京都心部の渋谷から港町横浜へ至る点は、大阪中心部の梅田から港町神戸三宮に向かうところに似ています。

また、両路線ともオシャレでハイソなイメージという点も前述の通りです。

ただし、阪急神戸線は大阪梅田駅が終点なのに対し、東急東横線は渋谷駅から地下鉄副都心線を経由して、西武線東武線に直通し、埼玉県に向かう点は東西で違います。

将来は、阪急線もなにわ筋線などを活用してなんば駅方面に向かうようになりますので、今後はそういった共通点も出てくるかもしれませんね。

横浜駅に向かうトンネルに入らんとする東急東横線5050系

4,相模鉄道神戸電鉄に似ている。

相鉄」は「そうてつ」と読み、相模鉄道という鉄道会社です。

横浜駅と神奈川県の郊外の住宅地を結び、さらに遠く海老名駅に向かいます。

相鉄は、かつては神奈川県のローカル線・・・とまでは言いませんが、そこまで有名な路線ではありませんでした。

現在もJR相模線と区別がついていない人も多いようです。

相鉄は、東急との直通に先立ち、西谷駅~羽沢横浜国大駅を開業させ、JR湘南新宿ラインとの直通を開始し、念願の都心乗り入れを2019年に実現させました。

これに合わせて、相鉄線キャラクター"そうにゃん"の起用や、港町をイメージしたネイビーブルーを基調とした車両や駅のリニューアルを通じて知名度を上げてきています。

一方、神戸電鉄神鉄(しんてつ)とも呼ばれ、神戸市の市街地新開地駅と神戸市の郊外を結び、さらに遠く三田(さんだ)駅に向かいます。

相鉄は横浜駅東急東横線と接続しますが、神鉄も新開地駅で阪急神戸線(正確には神戸高速鉄道への直通)と接続する点も似ています。

また、相鉄も神鉄かつては準大手私鉄に位置づけられていた点も似ています。

ただし、相鉄は沿線開発が進み、大手私鉄への格上げ、神鉄は中小私鉄への転落という点は、明暗が分かれていますが・・・。

もしも、六甲山を突破し、新神戸駅や大阪梅田駅への直通運転を果たせば、大手私鉄への2階級特進も見えてくるかもしれません(笑)

なお、神鉄粟生線という廃線の危機にある路線を背負っているほか、沿線に日本三大名湯の1つ有馬温泉に要する点は相鉄と異なります。

東急目黒線との直通が可能な相鉄21000系電車はネイビーブルー一色を纏った新型車両。

5,新横浜駅新神戸駅に似ている。

横浜駅は、東海道新幹線オフィス街として成長している品川の次の駅で、新神戸駅新大阪駅の次あるのと似た位置づけで、両駅とものぞみ号を含めたすべての列車が停車します。

新神戸駅は布引山を背にした緑豊かな駅ですが、かつては新横浜駅も本当に何もない駅でした。

横浜駅はいまでこそ多くのオフィスビルが並びますが、新幹線の線路を挟んで反対側の篠原口側は、今でも緑が残るのんびりした雰囲気を感じられます。

新幹線駅ながら神戸駅横浜駅とは離れた場所にある両駅。

こうした主要駅へのアクセスをそれぞれの市営地下鉄が担っているのも共通の特徴です。

新神戸駅は、神戸市営地下鉄西神・山手線が走り、神戸の中心部三宮駅を経て神戸市の郊外住宅地を結びます。

横浜駅は、横浜市営地下鉄ブルーラインが走り、横浜駅とともに横浜市の郊外住宅地を結んでいます。

ただし、新横浜駅JR横浜線も通っており、こちらでも横浜駅に向かうことが出来ます。

横浜市営地下鉄ブルーライン3000形電車。

6,まとめ

今回は、相鉄・東急直通線を関西に例えて解説してきました。

こう考えると、新神戸駅ってもっと便利にできそうだなぁと執筆していた思った次第であります。

相鉄・東急新横浜線のプロモーションは、東急・阪急・JR東海JR西日本が共同でやっていますし、関西でもプロモーションやイベントをやっているそうです。

関西の皆さん!新横浜駅から渋谷や自由が丘はもちろん、新宿・池袋・さらには川越や秩父方面へも行きやすくなりました!

ぜひ遊びに来てくださいね♪

(追伸)相鉄線からの直通の本数が1番多い東急目黒線のことは完全にシカトしてしまいました、ゴメンナサイ、確信犯です。(笑)

【実体験】子鉄と泊まろう♪東急東横線の"鉄道ジオラマルーム"in渋谷エクセルホテル東急

鉄道系のホテルで、電車をコンセプトにしたコラボルームが続々と登場しています。

鉄分濃い目の内装に、運転シミュレーターやNゲージのジオラマがあるタイプが多く、東急のホテルは他社よりも先駆けて登場させました。

東急は2022年で創立100周年ということもあり、渋谷エクセルホテル東急でシミュレータールームやジオラマルームのサービスを開始。

好評につき延長に延長を重ね、ヤーコン家もお泊りの機会を得るにいたりました。

今回泊ったのは、17階にある東急東横線をテーマにした「鉄道ジオラマルーム」。

もちろん、子鉄と一緒に、濃密な夜を過ごしました💛ハアハア

<目次>

 

1,お部屋に入る前からグッとくるグッズの展示

渋谷エクセルホテル東急は、レセプションでチェックインをしたあと、専用エレベーターで客室の階へ向かいます。

まずは、そのエレベーターホールで、まるで美術品のようにアクリルケースに入れられた8500系グッズ

8500系東急田園都市線を中心に走っていた古参車両で、東急の車両で唯一ローレル賞を受賞した名車です。

2023年1月に引退してしまいましたが、かつて車体に取り付けられていたプレートや、現役時代の記念切符などが飾られています。

客室に入る前に足を止めさせられるとは、さすがは東急ホテルズのホスピタリティです。

ホテルのロビーに荘厳に展示されている記念グッズ。

2,最高クオリティのジオラマ made by 岩倉高校鉄道研究部

鉄道ジオラマルームは17階にあります。

部屋番号は秘密ですが、エレベータを降りた後奥の方の部屋なので、その間の焦らされ感というのもなかなかの演出だと思います。

部屋に入るとドドーン!と巨大ジオラマがお迎えをしてくれます。

こちらは、数々の鉄道マンを輩出していることで有名な岩倉高校の鉄道研究部の皆さんのお手製♪

1つ1つの建物や鉄道施設を丁寧に製作して、鉄道への愛が伝わってきます。

当ルームのメインコンテンツ、超巨大ジオラマ

この日のために自宅から自分のNゲージ車両を持ってきた息子鉄。

誕生日に買ってもらったE353系(特急あずさ・かいじ・富士回遊)の4両編成と、211系7両編成です。

211系は、ボクが小学生の時初めて銀座の博品館で誕生日に買ってもらった思い出の品で、いつの日か息子に譲渡したもの。

かつては東海道線で走っていて、グリーン車が1階建ての車両と2階建ての車両がついていて、息子鉄もよくポポンデッタに持っていって走らせてくれています。

ジオラマは、街を1周する線路が2本敷かれていて、2編成を同時に走らせることができます。

ヤーコン家自慢の211系とE353系。211系はヤーコンが小学校の時に買ってもらったものを息子鉄に譲渡したもの。

ここからは、ジオラマの細部を探検して岩倉高校の皆さんの愛を見てみましょう。

ジオラマ東急東横線をテーマにしていて、渋谷から横浜までいろいろな街並みが再現されています。

渋谷のシンボルといえば、流行の発信拠点SHIBUYA109

そして、その横には東急文化会館の跡地に建設された渋谷ヒカリエがあります。

SHIBUYA109のロゴや、渋谷ヒカリエのアーバンコア(東横線の地下駅から地上に上がってくるエスカレーター)も丁寧に作られています。

渋谷のシンボルSHIBUYA109と渋谷ヒカリエ

渋谷ヒカリエの中層部で明るく輝いているのは、ヒカリエの文化発信ゾーンです。

ヒカリエには、ミュージカルが鑑賞できるシアターオーブや、クリエイティブスペース8/(ハチ)、イベントホールのヒカリエホールなどがあり、中層階はこういったコンテンツが並びます。

渋谷ヒカリエの11階シアターオーブへ向かう吹き抜けのようなスペース。

足元に目をやると、スクランブル交差点です。

コロナ禍を経験した今見るとおぞましい人の数!

しかし、だんだん人でも戻ってきていますし、外国からの旅行者の方も増えていますので、いま現在はこんな感じ、あるいはそれ以上かもしれませんね。

いまは無くなってしまいましたが、かつて東急東横線で走っていた青がえること5000系電車も駅前広場に展示されています。

現在は撤去され、ハチ公の故郷である大館市に移設されています。

スクランブル交差点はこの雑踏!

横に目をやると、渋谷エクセルホテル東急が入居する渋谷マークシティがあります。

うちの部屋はこの辺かなぁと思わず探してしまいますね。

ジオラマではわかりませんが、渋谷マークシティ銀座線の車庫にもなっていますし、京王井の頭線のホームにもなっているすごいビルなのです。

最近は屋上に展望台がある渋谷スクランブルスクエアなど背の高いビルが多くできてしまいましたが、かつては渋谷マークシティがひときわ目立つ高層ビルでした。

当ホテルが入居する渋谷マークシティ

地下には東横線の渋谷駅が再現されていました。

ここでもすごいお客さんの数です。

しかし、しっかりと乗車位置に整列しているあたりが、ハイソな東急東横線を表しているというか、岩倉高校の皆さんの「かくあるべし」といった気持ちも伝わってきます。

東急東横線東京メトロ副都心線の地下ホーム

渋谷を離れると、こちらは目黒川の桜並木でしょうか?

渋谷から2つ目の中目黒駅は目黒川のすぐ近くにあり、春には川沿いに満開の桜に彩られます。

桜の季節が楽しみになる風景です。

目黒川

さらに進むと、かわいい赤い屋根の建物があります。

こちらは、田園調布駅の旧駅舎です。

東急はもともと田園調布や洗足にまちづくりから始まった会社です。

現在は地下駅になってしまいましたが、かつての地上駅舎は復元され、大切に保存されています。

100周年を迎えた東急にとっても重みのある風景といえるでしょう。

この駅舎を中心に放射状に広がる街並みも田園調布ならではですね。

東急の創業の地田園調布

東横線の終点横浜からみなとみらい線に入ります。

みなとみらい駅にある高層タワーは、横浜ランドマークタワーです。

東急のビルではありませんが(確か三菱地所)、みなとみらいを象徴するビルですね。

横浜ランドマークタワー

3,お食事をいただく

鉄道ジオラマルームは、夕食付プランで泊まりました。

夕食は特別に部屋食になっており、ジオラマルームプランオリジナルの"渋弁"をいただけます。

東急線キャラクターのるるん(左)が書かれているのが子ども用、路面電車が書いてある(右)のが大人用です。

この路面電車は、かつて玉電と呼ばれた玉川電気鉄道

現在は、東急世田谷線だけが存続しており、玉川線は廃止になり、地下鉄の新玉川線(現在の田園都市線渋谷駅~二子玉川駅)が開通、砧線などの支線は東急バスに転換されました。

弁当箱の左側に半分だけ見えるのは、モハ200形、通称ペコちゃんと呼ばれた車両で、東急の博物館"電車とバスの博物館"の中に展示されています。

なお、おいしかったので、中身の写真を撮るのを忘れてしまいました。

ハンバーグとかが入っています。

夕食の渋弁

4,ありがとうお心遣い

こうした鉄道ジオラマルームに泊まる客層にしっかりとコミットしたサービスも充実しています。

こちらは、マニア向けの本がズラリ。

鉄道専門誌3冊と東急のファンブックです。

ボクは鉄道ジャーナルはよく読みますが、ダイヤ情報などはあまり読まないので、デジタルデトックスもできる時間でした。

ちなみに、ダイヤ情報には、イーストアイ(ドクターイエローJR東日本版)のダイヤなんかも載っていますよ♪

机にたくさん用意してくれたマニア本

大人気の末、売り切れゴメンとなりもはやレアアイテムとなった"うしのるるん"のビーズクッション。

前にどんなお客さんが泊ったかは知りませんが、とにかくスリスリします💛

うしのるるんクッション

17階ですので、眺望もなかなかのものです。

北西向きなので、関東山地が望めますし、明治神宮の向こうには新宿の街並みなんかも見られます。

ただし、トレインビューというわけではないので、そこはご容赦を。

客室からの眺望。

なお、渋谷エクセルホテル東急には、他にもトレインシミュレータールームや、8500系トレインルームもあります。

いずれも期間限定で、期限が部屋ごとに違うので、しっかりチェックして、遊び漏らさないようにしましょう!

★公式サイトをチェック★

東急ホテルズ コラボルーム |東急ホテルズ

 

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