ボクの息子はもう子鉄じゃないかもしれない。

子鉄ヤンヤン(小6)の父であり、実写版アラレちゃんの娘ミーミー(年長)の父が、鉄道や子育てを楽しみながら、地方鉄道を救済していく物語です。子供の「だいすき!」「やってみたい!」を大切に子育てをしています♪(旧ブログ名:適応障害でも鉄道に乗りたい!!)

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山陰本線に乗ろう②世界遺産石見銀山の世界観はもはや異世界転生。

やあ、電車が大好きなみなさん😘

山陰地方に行ったことはありますか?

鳥取県島根県の区別がつかなかったり、鳥取県にはスタバがなかったり(今はある)、関東地方からのアクセスが悪かったり、自虐ネタが多い地方ですが、実は定住しても良いくらい魅力がたくさんの地方なんです!

そして、この山陰地方を貫く骨太の鉄道路線山陰本線です。

今回はその魅力を伝えるシリーズ第2弾で、世界遺産石見銀山を紹介します。

そこはまるで刻が止まったような絶界の森がありました。

異世界のような空間。並んで歩く息子鉄と非鉄娘はさながら丹治郎と禰豆子のよう(笑)

<目次>

 

1.石見銀山って??

石見銀山(いわみぎんざん)は、戦国時代後半から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた銀山です。

現在の島根県太田市(おおだし)にあり、銀山の坑道などの採掘場だけでなくその周辺で栄えた街並みも保存されており、2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界文化遺産に登録されました。

銀山は、一般的に銀の精錬のために大量の木炭が使用され、伐採などが行われていますが、石見銀山では、適切に森林管理が行われていたため、現在でも美しい森林が残されており、こういった環境に配慮した開発などが評価ポイントにもなったそうです。

その採掘量は相当なものだったそうで、石見銀山の最盛期では、世界の銀の1/3が日本で産出されたと推定されていますが、そのうちのかなりの部分を石見銀山が占めていたと言われています。

そのため、戦国時代では大内氏、尼子氏、毛利氏などによって激しく争われていましたし、江戸時代になってからも、開発が進められました。

石見銀山で働く当時の工夫の様子。タバコを吸うな。

2.石見銀山 つまらない

Googleで「石見銀山」と検索すると、「他の人はこちらも検索」のいの1番に「石見銀山 つまらない」と表示されます。

なぜだろう?こんなにエモいのに。

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3.アクセスが悪い。

確かに、アクセスは悪いです。

山陰地方というだけで、陸路ではかなりのビハインド。

空路は羽田空港から、日本航空JAL)が出雲縁結び空港まで1日5往復、全日空ANA)も米子鬼太郎空港まで1日6往復、所要時間は1時間25分ほどです。

その後、出雲縁結び空港からJR出雲市駅までバスで30分、米子鬼太郎空港はJR境線で米子駅まで35分ほどです。(ただし、1時間に1本程度)

そこから、最寄り駅である大田市駅までは、特急スーパーおきや特急スーパーまつかぜなどで出雲市駅から20分強、米子駅から1時間15分程度。

出雲市駅に到着する特急スーパーおきキハ187系

太田市駅からは、バスに30分ほど揺られて大森バス停へ。

大森バス停からは、徒歩40分ほどで龍源寺間歩に到着します。

石見銀山では、坑道のことを「間歩」といい、石見銀山全体で大小合わせて500以上あります。

そのうち、龍源寺間歩は実際に入ることが出来、坑道内の様子から工夫の働く姿に思いを馳せることが出来ます。

なお、さすがに40分歩くのはしんどい方は、手前の大森代官所で降りて、電動カート「ぎんざんカート」に乗って行くこともできます。

この大森地区より先は、環境保護のためバスやマイカーの乗り入れができないため、徒歩か電動カート、またはレンタサイクルで行くことになります。

電動カートやレンタサイクルは、大森代官所近くの河村レンタサイクルから乗ることが出来ます。

実際に自分で訪問しておいてなんですが、こうやって文字にすると遠いですね。

ただ、列車では日本海、バスでは保存されている街並みがとても美しいので、飽きることはありません。

また、バスによっては、石見銀山世界遺産センター行きも出ており、ここで石見銀山について学んでから、バスを乗り継いでいくルートもあります。

バス停に到着する「ぎんざん」カード。息子鉄は特別に助手席に乗せてもらった。

3.お店がやっていない。

大森代官所や、武家屋敷などの周辺にはオシャレなカフェや喫茶店、レストランがいくつかあります。

営業時間は毎日だいたい10時から16時くらいまでやっているお店が多いですが、ヤーコン家が訪問した時は、なぜかみんな閉まっていました。

なぜだろう?コロナだったからかな?

代官そばが閉まっていたガッカリする息子鉄ヤンヤン。実はお昼を食べていない。ヤーコン家は非鉄メンバーを入れた家族旅行も過酷なのだ。

4.しくじると帰って来れない。

先ほどの通り、大森地区から龍源寺間歩まではぎんざんカートが便利です。

歩く距離もありますが、ヤーコン家は冬に訪問したため、雪が積もっており、歩くのには覚悟がいりました。

ただし、ぎんざんカートに依存してはいけません。

ぎんざんカートは、バッテリー式のため、電池がなくなると運転を取りやめてしまいます。

帰りもカートでと思っていたら、帰りのカートがないこともありますので、運転手さんにバッテリーの状況を確認するようにしましょう。

夕方にバッテリーが切れる可能性が高いので、もし徒歩になって日が暮れてしまい、冬眠に失敗したクマにでも襲われたら大変です。

森林の雪道を去ってゆく「ぎんざんカード」

5.洞窟が怖いらしい。

龍源寺間歩は当時の様子をそのまま残した坑道です。

とはいえ、しっかり明かりも灯してありますし、展示物や分かれ道もあり、じっくり見て回るといろいろ感じるものがあります。

しかし、子どもたちには怖かったようで、出口までものすごい勢いで進んでいくので、よくわかりませんでした。

今度は夫婦で来たいです。

龍源寺間歩の坑道内。展示コーナーはこのように明るい。(ただし、その前の採掘エリアは暗い)

6.でも、世界観が半端なくエモい。

これまでよろしくないことばかり書いてしまいましたが、石見銀山の最大の魅力は、その異世界だと思っています。

保存されている古い町並みから、森林に入っていきます。

まるで、鬼滅の刃第1話でみたような、現代とは思えない美しい森林
(ただし、鬼滅の刃は血が出るので2話以降は見ていません)

当時のままの間歩。

タイムスリップとも少し違う、代への帰還をためらってしまうような、美しい「画」といってよい世界を感じることができる空間です。

我々の日常生活では味わえない世界観がある。そして、それを守っている人々との心の触れ合いもある。