みなさん、こんにちは。
今日も引き続き関東みんてつスタンプラリーに出かけます。
今回の目的地は、伊豆箱根鉄道大雄山線の富士フイルム前駅です。
ついでに、終点の大雄山まで行き、大雄山最乗寺にお参りをしましょう。
旅の起点は小田原駅。後北条氏5代の居城であった難攻不落の小田原城に見守られた提灯と蒲鉾の街です。
小田原ちょうちんは童謡「おさるのかごや」にも登場し、
駅のコンコースにも巨大なモニュメントが設置されている街のシンボルです。
元祖歩きスマホ、二宮尊徳先生を見習ってコロナ対策万全で出発します。
大雄山線のホームは頭端式の2面2線。大雄山線と聞くと田舎な感じがしてしまいますが、終始住宅街を走り抜ける市民の重要な足です。列車も12分間隔で走っています。
車両は5000系。青のラインが基本ですが、緑と黄色もあります。
小田原駅を出発して次の緑町駅を過ぎると左に大きくカーブし、東海道線の線路の下を潜ります。また、五百羅漢駅を過ぎたところで小田急線の下を潜り、列車は足柄平野を抜け、山あいを目指していきます。
スタンプ駅の富士フイルム前。「フィルム」ではなく「フイルム」と読ませる昭和レトロ感がたまりません。数学のおじいちゃん先生の「エッキス」とか英語の「ハウドーユードー」とかを思い出しますね。
小田原駅から20分程で終点の大雄山駅に到着します。大雄山駅がある南足柄市は金太郎で有名な足柄山を擁し、駅前には熊に跨った金太郎のモニュメントが設置されています。
最乗寺へは道了尊行きの伊豆箱根バスに乗車します。
山道をグングン登って行き、10分程で終点に到着します。
ここからはマイナスイオンにあふれた森の中を歩いて行きます。
樹齢がハンパ無さそうな森に命の強さを感じます。
5分ほど歩いて本堂に到着します。
最乗寺は紅葉が綺麗なことで有名ですが、この日現在では見頃には少し早かったよう。しかし、このような緑葉と紅葉が入り混じったコントラストもなかなかの見応え。
多様性に富んだ色が混ざり、認め合って共存することが豊かな社会を作っていくのです。
本堂でお参りをしたら、さらに先にある奥の院を目指しましょう。
最乗寺は、全国にいくつかある天狗伝説が残るお寺です。
良庵彗明禅師という偉いお坊さんが最乗寺建立の際、滋賀県にある力餅で有名な三井寺からお弟子さんが天狗となって舞い降り、神通力を使って建設を手伝ったそうで、
良庵彗明禅師の死後は寺を永久に守るために山中に飛び立ち、
それ以来寺の守り神になっています。
途中には、天狗の和合下駄があります。
下駄は2つで1つなので夫婦円満の象徴として崇められています。
明らかに強そうな道了尊者化身の天狗。
五大誓願文を唱え、火炎を背負い、右手には拄状(しゅじょう)左手に縄を持ち、両手両足に幸運の使いの蛇を従え天狗に化身し、白狐の背に立ち、天地鳴動して山中に身を隠された。
メラゾーマとかを使ってくる上、蛇と白狐は先に倒しても復活してしまうタイプの敵。
山門は大天狗と小天狗に守られています。
大天狗は攻撃力が高く、小天狗がルカナンとか使ってくるので、小天狗を先に倒した方がいいパターン。
そして、鬼門はこの石段。前に行った身延山久遠寺の石段をきつかったですが、ここは細切れに石段がある上、後どれくらいとか案内がないので、心理的にもきついです。
最後にエグい長さの石段があります。
トドメは登り切った後の「え?これだけ?」という感情。
荘厳な御堂や素晴らしい景色を期待しているとヘナヘナしてしまいます。
このお寺が教えてくれたのは、目標のマインドセットのあり方でした。一生懸命努力して取り組んでいるその先にあるものを目指すのではなく、
「オレは石段を登り切ってやるぜ!」という
自分との約束が最高の達成感を与えてくれます。
そうすることで、過程を楽しむこともできるし、自分の成長にもつながるんじゃないかと思いました。
ありがとう、最乗寺。
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