みなさん、こんにちは。
鶴見線は、京浜東北線の鶴見駅を起点に、京浜工業地帯へ伸びている路線です。
工場の立地に従って途中で細かく枝分かれをしているのが特徴で、
浅野から海芝浦方面、安善から大川方面に枝分かれをしており、
本線は南武支線と乗り換えられる浜川崎を通り、扇町まで走っています。
枝分かれをしているエリアは日中の列車本数が極端に少ないことで有名です。
また、海芝浦駅はTOSHIBAの工場直結の駅で、社員以外の人は駅から出られないというのも有名で、駅から出られないまま2時間待ちなんてことも。
それでも平日に乗るとビジネスマンの姿が多く見られ、日本のインダストリーの強さを感じます。
車両は205系が使われています。
鶴見駅を出発した列車は、大きな鉄橋で東海道線や京浜東北線の線路をオーバークロスし、ほどなくして国道駅に到着します。
国道駅は、国道15号線(第一京浜)に面していることから名付けられた駅で、
なんと!昭和5年の開業からほとんど手をつけられていない時代を見てきた駅なんです。
第一京浜側から見るとこんな感じの高架駅。写真では見えにくいですが、
右側にある駅付属の建物の壁には、
太平洋戦争で米軍の機銃掃射の弾痕が残っています。
高架下のコンコースにも入ると、タイムスリップをしたかのような雰囲気。
左側にパスモの簡易改札とホームに向かう階段があります。
高架下の店舗や住居に人の気配はしませんが、営業をしているとのウワサも。
夜に来ると怖そうです。
自動改札もなく、無人駅なので、切符はここに入れます。
階段を使って、2階通路に登ります。
エレベーターやエスカレーターなんぞはありません。
2階の通路より下に目をやれば、昭和映画のロケーションのよう。
2階コンコースで上下ホームに行く通路が分かれます。
ホームは大きくカーブしており、段差に注意して乗車します。
3両編成の列車がゆっくりと入ってきます。
昭和から2回元号が変わり、昭和は歴史の一部と化しつつあります。
博物館に行かずともなんとなく昭和の空気、そして、戦争の世紀と言われた20世紀に想いを馳せられる貴重な場所です。子供には怖いかも・・・
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