みなさん、こんにちは！
千葉県民ならみんな知っている「さんきゅーちばフリーパス」。
秋の行楽シーズンにピッタリのこのフリーパスは、県外からの千葉県観光でも大活躍します。
今回は、神奈川県民を代表して、「さんきゅーちばフリーパス」のオトクな使い方とオタクな行程を紹介します😊
＜目次＞
1.さんきゅー♡ちばフリーパスどんな切符？
さんきゅー♡ちばフリーパスは、千葉県内の多くの鉄道バス路線、そして、東京湾フェリーが連続する2日間乗り放題になるフリー切符です。
毎年秋の行楽シーズンに発売される切符で、2020年までは県外からフリー区間までの往復乗車券とセットで発売されていましたが、2021年度は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、千葉県内のフリー切符のみの発売となりました。
地方鉄道路線やバス路線も利用できるため、紅葉狩りやハイキングなどに、特に千葉県中南部の房総丘陵や南房総エリアの旅行に便利です。
- 発売価格 おとな3,970円 こども1,980円
- 発売場所 JR東日本千葉県内の主な駅の指定席券売機
- 発売期間 2021年11月1日(月)〜29日(月)
- 利用期間 2021年11月1日(月)〜30日(火)
- 有効期間 連続する2日間
- フリー区間
(1)JR東日本路線の千葉県内のエリア
①常磐線 松戸駅〜馬橋駅〜我孫子駅〜天王台駅
②武蔵野線 南流山駅〜南船橋駅
③京葉線 舞浜駅〜南船橋駅〜蘇我駅
④総武本線 市川駅〜千葉駅〜佐倉駅〜成東駅〜銚子駅
⑤成田線 我孫子駅〜成田駅、
佐倉駅〜成田駅〜成田空港駅、
成田駅〜香取駅〜銚子駅 ⑥鹿島線 香取駅〜十二橋駅
⑦東金線 成東駅〜大網駅
⑧外房線 千葉駅〜蘇我駅〜大網駅〜大原駅〜安房鴨川駅
⑨内房線 蘇我駅〜五井駅〜木更津駅〜浜金谷駅〜館山駅〜安房鴨川駅
⑩久留里線 五井駅〜上総亀山駅
※その他の京成グループ関連の各路線やつくばエクスプレス、東葉高速線は不可
(6)路線バスのうち指定区間
(7)期間限定バス房総さとやまGO! 久留里駅〜養老渓谷駅〜上総中野駅
2.みんてつスタンプラリーの千葉エリアは11月中に行け！
一方、この秋から年明け2月にかけて、恒例のかんとうみんてつモバイルスタンプラリーも実施されています。
これは、関東エリアのJRなどを除く民鉄各社をめぐるスタンプラリーで、群馬県や栃木県などの地方鉄道も対象であるため、非常に過酷なスタンプラリーです。
千葉県内の民鉄も対象となっており、銚子電鉄、小湊鐵道、いすみ鉄道などは、都心から遠く、辿り着くのにJRの運賃も払わなくてはならないうえ、列車本数も少なく効率的に回るのは困難を極めます。
そこで、地方鉄道にも乗れて2日間有効なさんきゅー♡ちばフリーパスを活用するのがオススメです。
繰り返しになりますが、さんきゅー♡ちばフリーパスは、11月中しか使えないので、モバイルスタンプラリーでは、千葉県を優先的に回りましょう。
12月以降に発売される青春18きっぷもありますが、地方鉄道の運賃は別途になるのと、特急に乗れないデメリットがあります。
さんきゅー♡ちばフリーパスは、別途特急券を買えば特急列車にも乗れます。
この10月から、千葉県を走る特急さざなみ、わかしお、しおさいが、えきねっとのチケットレス特急券に対応するようになりました。
チケットレストクだ値35%割引にも対応しており、通常より安く乗車できる可能性が高いうえ、いまなら利用回数に応じてJREポイントが貯まるキャンペーンも行っています。
3.ヤーコン家の奇妙な行程
それでは、ヤーコン家の利用例を紹介します。
目的は、
①かんとうみんてつモバイルスタンプラリーで、銚子電鉄、小湊鐵道、いすみ鉄道を一気にゲット！
です。
今年は県外からの往復券がついていないので、神奈川県民のヤーコン家は朝5時半に起きて錦糸町駅に向かいます。
ここから、総武快速線で千葉県に入り、いったん下車してさんきゅー♡ちばフリーパスを買います。総武線の千葉県内最初の駅は市川駅ですが、このあと銚子まで特急しおさいの乗るので、船橋駅まで行きます。
購入できるのは改札外の指定席券売機です。
行楽シーズンで、新宿わかしおなど他の特急も走るので、何人か並んでいました。
朝ごはんを食べていないので、NewDaysでおにぎりを買ったら、Suica20周年のタオルハンカチがもらえました。
特急しおさい1号は房総ビューエクスプレスと呼ばれる255系。
のんびりと1時間半ゆられて、右手にヒゲタ醤油の工場が見えてくると銚子駅に到着です。
接続する銚子電鉄の列車がないので、となりのスタンプ駅仲ノ町駅まで歩きます。
ヤマサの醤油工場の中を抜けていくので、香ばしい香りが漂います。
銚子電鉄に乗っていませんが、さんきゅー♡ちばフリーパスの収益は銚子電鉄を含む関係各社間で収益配分が行われているはずなので、SDGsビジネスマスターとしては問題あるありません。
通常車庫見学は入場料を払いますが、台風の以外などもあって、見学エリアを限定する代わりに無料になっていました。
車庫の一部ではバンライフを提案するCarstayさんのテントサウナのイベントが行われていました。
3日間のワーケーションに参加した人が旅行プランのなかで参加できるそうで、銚子電鉄の竹本社長も見に来ていました。
帰りはちょうど列車が来たので、銚子駅まで乗車します。
次に、いすみ鉄道に向けて普通列車で成東駅へ、成東駅からは東金線で大網駅に出ます。
大網駅からは、外房線で房総半島の東海岸を行き、大原駅に向かいます。
外房線は踏切での安全確認で30分弱遅れての到着。
しかし、大原駅でいすみ鉄道への接続時間がもともと50分以上あったので、何ら問題ありませんでした。
なおも大原駅で時間が余ったので、駅前の喫茶店Street cafeさんに入りました。
ここのオススメは、コーヒーやさることながら、豊富な種類のカレー。
そのほか、パスタやケーキもありますが、バターチキンカレーをいただきました。
店内は落ち着いてオシャレな雰囲気で、カバンなどの雑貨も売っています。
腰が低くて優しい店長さんが、暖かなお昼の時間を提供してくれました。
いすみ鉄道は、ハイキングのお客さんやいすみファンと見られるお客さんでロングシートが埋まるほど。
子供用車椅子に乗っている方がいたので、乗車のお手伝いをしました。
この行いが後でものすごい幸運をもたらすことになります。
スタンプ駅は、城見が丘駅でした。
モバイルスタンプラリーは乗車したままスタンプが押せるので本当に助かります。
次の大多喜駅で停車時間があったので、乗客一同列車を降りて写真撮影です。
みんなが営業車両の撮影に勤しむ中、ひとり軌道モーターカーの撮影をするヤーコン。
軌道モーターカーは、レールやバラスト（砂利）の運搬など、主に保線作業で活躍する事業用車です。
終点の上総中野駅に到着。
しばらくすると、小湊鐡道の車両が入ってきました。
2社の車両が並ぶのも珍しいので、みんなあちらこちらで写真を撮ります。
両社とも、路線そのものが観光資源という感じで、うれしく思います。
小湊鐡道は終点の五井駅まで70分強。
スタンプ駅は終点の2つ手前の海士有木（あまありき）駅で、早起きが祟って眠気に襲われてきて起きているのが大変でした。
五井の車庫には、JRからやってきたばかりの、キハ40形がいました。
最後の目的、東京湾フェリー乗船のため、内房線で浜金谷駅に向かいます。
やってきたのは、上総湊行きで、浜金谷駅の2駅手前が終点の列車。
そのあとの列車だと、浜金谷駅到着からフェリー出航まで5分しかありません。
浜金谷駅からフェリー乗り場までは7分かかるので、「終わった・・・」と思いましたが、ダメもとで調べたら、上総湊駅からフェリー乗り場までのバスがあることが判明！
上総湊行きに乗ってこのバスに乗れれば、余裕をもってフェリー乗り場に到着しそうです。
上総湊駅でのバスへの乗り換え時間は5分！
駅前広場で乗り換えなので、5分あれば余裕だろうと思っていましたが、なんと！上総湊行きの列車が7分遅れて到着。
またも、「終わった・・・」と思いましたが、途中の君津駅で12分間停車するダイヤだったので、この停車時間を削って定時に回復してくれました。ラッキー💛
上総湊駅に到着したときはもう日が暮れてしまいました。
しかし、駅前が真っ暗すぎて、バス乗り場が全然見つかりません！！
乗り換え時間5分しかないので、「今度こそ終わった・・・」とあきらめかけましたが、焦燥ぶりを察した地元の中学生らしき女の子が声をかけてくれて、バス乗り場を教えてくれました。
そして、無事東京湾フェリー行きのバスに乗ることができました。
日東交通さんのバスで、さんきゅー💛ちばフリーパスの対象外路線でしたが、あやうく帰れなくなるところだったので、ヤンヤンと話して「神東交通」と呼んで崇め奉りました。
ヤンヤンが大好きな東京湾フェリー内のやきそばは売り切れていましたが、五井駅以降ラッキーが続いて、いすみ鉄道での善行を神様が見ていてくれたのかな、と旅を振り返り、房総半島を後にしました。
なんの参考にもなりません、ヤーコン家の使い方を紹介させていただきました。
もうすぐ紅葉も見頃ですので、ぜひ錦秋の千葉を楽しんでください！
4.今回貢献したSDGs
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