ボクの息子はもう子鉄じゃないかもしれない。

子鉄(?)ヤンヤン(中1)の父であり、実写版アラレちゃんの娘ミーミー(小3)の父が、鉄道や子育てを楽しみながら、地方鉄道を救済していく物語です。子供の「だいすき!」「やってみたい!」を大切に子育てをしています♪ 子鉄応援ありがとうECショップ「でんしゃデパート」もやっています。本業はとある鉄道会社のSDGsおにいさん。なので、専門的な記事もあります。

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ヤンヤンと行く成田空港の今昔を辿る旅!

みなさん、こんばんは。

先日の土曜日が鉄道キッズヤンヤンの運動会だったため、月曜日は代休。
そこで、スタンプラリー | かんとうみんてつ - 関東鉄道協会 -も兼ねて、
成田空港の周辺の旅です。

娘のミーミーも来る予定でしたが、保育園に風船太郎さんが来るということで、
鉄道はパスされました。
風船太郎、こやつただものではないぞ・・・。


風船太郎のバルーンショー ダイジェスト 20160612

 

さて、旅の起点は都営浅草線京成押上線がつながる押上駅
半蔵門線東武スカイツリーラインが接続する駅でもあり、
東京ソラマチと直結する駅で、スカイツリー前」の副駅名称があります。

 

ここから乗るのは、成田スカイアクセス線アクセス特急成田空港行き
親切に、成田空港の到着時間も表示されています。

成田空港に向かう列車といえば、成田エクスプレススカイライナーが有名ですが、
アクセス特急は、特急料金が不要な庶民に優しい空港特急です。

到着した列車は、京成電鉄の3050形
顔の写真を撮るのを忘れましたが、蛍光灯と一体型の防犯カメラを備えた安心設計。


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押上を出ると、すぐに地上に出て、荒川放水路、中川、江戸川を渡り、
千葉県へ入っていきます。千葉ニュータウンエリアに入っていくと、のどかな風景が広がり、車窓の左手には花火大会も開かれる湖沼、手賀沼が見えてきます。


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成田湯川駅を過ぎると線路が単線になり、やがて成田エクスプレスが通るJR成田線の線路と合流します。
線路が2本あるので複線のように見えますが、
JR線と京成線は線路の幅が違うので、同じ線路を走ることができません
そのため、片方は京成の上下線が走る単線、もう片方はJRの上下線が走る単線という珍しい配線になっており、この先の駅も、JRと京成でホームや改札口も分かれています。

列車は、成田空港第2、第3ターミナルと接続する空港第2ビル駅を過ぎ、
終点の成田空港駅に到着です。

コロナの影響で国際線がほとんど飛んでいないので、駅はこのような見事な静寂。


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シンガポールなど、一部の国では観光を除いた空路が復活したものの、
やはり欠航が目立ちます。出発ロビーも床に照明が反射して、なんとも言えない空間が演出されていました。 


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4階と5階にあるショップ&レストランもほとんどが休業
マクドナルド新宿さぼてんがかろうじて営業していたので、
お昼はマックにしました。
ヤンヤンはなぜかハンバーガーのパンとハンバーグを別々に分解して食べる性質があります。
食べ終わったら、航空科学博物館に向かいましょう!


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休みでした!

博物館あるあるですが、月曜日はお休みだそう。
飛行機のモックアップやシミュレーターもたくさんあるので、ぜひ行って見てください。(ただし、成田空港からバス)

 

仕方がないので、展望デッキで滑走路を眺めてみましょう。

飛行機はほとんど飛んでいませんが、
運よく絶滅危惧種ボーイングB747に会うことができました。

 

B747ジャンボジェットと呼ばれた前方が一部2階建ての大型航空機で、
日本の航空会社からは老朽化で完全に姿を消しており、
政府専用機として使われていたものも置き換えられてしまいました。

海外の航空会社ではルフトハンザ航空などで一部残っていますが、
写真の真っ白な機体は、アメリカの貨物専用航空会社アトラス航空のもので、
旅客機に比べて窓が少ないことがわかります。


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スタンプ駅に芝山鉄道線芝山千代田駅があるので、JR関東バスに乗って向かいます。芝山鉄道は、成田空港の建設に伴い交通網が分断されるエリアの住民の方への補償として建設された路線で、東成田駅芝山千代田駅のわずか2.2kmを走っています。

芝山千代田駅は成田空港第1ターミナルのすぐ裏手にあります。
しかし、鉄道で行くには京成成田駅まで戻って迂回する必要があるうえ、
列車も40分に1本と少ないため、バスでショートカットします。
芝山千代田駅のホームからは、ANAの整備場を見ることができました。


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芝山千代田駅から1駅乗って、東成田駅に来ました。

成田空港の開業時は、
なんと!この駅が成田空港駅でした。

到着したホームの向こう側に廃墟のホームがあり、
駅名表には「成田空港」と記載されています。
かつては、このホームに当時のスカイライナーが発着していたと思うと、感慨深いものがあります。

往年の1990年度は乗降人員が平均12,000人/日いましたが、
1991年3月に現在の成田空港駅が開業すると、一気に乗客が減少し、
現在は京成電鉄芝山鉄道合わせて2,600人ほどです。


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東成田駅は、成田空港駅時代の広さと昭和の趣を残しながら、ガランと独特の雰囲気を醸し出しています。


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ここから、第2、第3ターミナルに続く通路があるので、歩いてみましょう。

ヤンヤンによると、通路の長さは500mで、ストーカーに追われる通路だそうです。
この通路は、500mの間分けれ道もないので、同じ方向に向かう人は必然的にストーキングせざるを得ないからです。

ただし、今日は誰とも追われもすれ違いもしませんでした。

静寂かつ、薄暗いので、「赤ちゃんだったら泣くレベル」でそうです。(ヤンヤン談)


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500mの間、延々とヤンヤンの解説を聴きます。


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10分ほど歩いて空港第2ビル駅に到着です。お疲れさまでした!

 

帰りの足で千葉都市モノレールに乗りました。

レールからぶら下がって走る珍しいサフェージュ式と飛ばれる懸垂式モノレールで、日本ではここと湘南モノレールだけです。


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通常期では、見れない閑散とした成田空港、コロナ対策をバッチリしたうえで、ぜひ行って見てください!

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