やあ、鉄道が大好きなみなさん。
東武ワールドスクウェアを知っていますか?
世界中の有名な街や建築物が1/25スケールの模型で再現され、巨人になった気持ちで進撃観光が楽しめるテーマパークです。
これだけ聞くと、「え?何が楽しいの?」って思いませんか?
しかし、聞くと見るとでは大違い!!
38歳にしてようやく重い腰を上げて来訪したヤーコンが、その感動ポイントを紹介します!
<目次> 東武ワールドスクウェアは、1993年に開業した"世界の建造物や世界遺産を25分の1スケールで再現した世界建築博物館"(東武ワールドスクウェア公式サイト"より引用)です。 敷地は、ほとんどが屋外で、実際に観光地を訪れたかのような気分になれますし、いわゆる"映える"写真を撮ることもできます。 敷地面積は、約87,500㎡で、東京ドーム1.87個分の広さがあります。(東京ドームの建築面積は46,755㎡)かなり広いです! 栃木県日光市にあり、最寄りの駅は東武ワールドスクウェア駅。 駅名のとおり、駅から道路を挟んで目の前にあります。 この駅は、特急スペーシアや、特急リバティ、SL大樹も停車し、浅草駅やJR新宿駅から乗り換えなしの約2時間で到着します。 かつては、隣の小佐越駅が最寄りでしたが、2017年にこの駅が開業し、アクセスが向上しました。 wikipediaによると、東武ワールドスクウェアのテーマは「世界の遺跡と建築文化を守ろう」←SDGsですか? キャッチコピーは、「一日でめぐる世界旅行」。 ただし、入口に掲げられていたには「微笑の楽園」。 なんだか某マンガの希望の船「エスポワール」的な雰囲気を感じるのはボクだけでしょうか?(施設はいたって健全です。) 開業当初から活躍するテーマソング「東武ワールドスクウェア」や、マスコットキャラクターの妖精トムとマイムは今の健在です。 数ある建造物の中でも、東京スカイツリーは圧倒的な存在感があります。 東京スカイツリーの高さは634mですので、1/25にしても約25mの高さがあることになります。 あまりの存在感のせいで、他の建造物の写真を撮っていても、スカイツリーが写りこんでくるので困ったものです。 しかし、世界一の高さを誇る電波塔のすごさを改めて感じることができます。 第3ターミナルは開業していませんが、飛行機も再現されていて、誘導路を動いている様子を見ることができます。 動いているのは飛行機だけでなく、お客さんの荷物を運ぶトラクターなども忙しく動かすこだわりっぷり。 いまは日本航空(JAL)と統合した日本エアシステム(JAS)の飛行機の姿もあります。 と、いうか全部747。 B747は、ジャンボジェット機と呼ばれ、先頭が2階建てになっている大型航空機です。 綾瀬はるかさんが主演を務めた映画「ハッピーフライト」でも登場した名機ですが、日本の旅客航空会社からは老朽化のためすでに姿を消し、一部の貨物機や、ルフトハンザ航空などの海外の航空機でしか見られなくなってしまいました。 それだけに、B747の全盛期の羽田空港を見ることが出来るのは、昭和生まれにとっては感無量であります。 JR東日本、JR東海いずれの新幹線の出発駅である東京駅もありました。 東京駅は、建築家辰野金吾の設計で1914年に開業した駅で、レンガ造りが魅力の丸の内駅舎は、国の重要文化財に指定されています。 展示は東武ワールドスクウェアの開業時の様子と見られ、現在のような交通広場は見られません。 そして、ホームや列車の模型もしっかりと再現されていて、先ほどの飛行機同様頻繁に行き交う様子が見られます。 新幹線の線路を走っているのが、200系! しかも、丸顔ではなく、シャークノーズのタイプのH6編成が走っています。 東京駅での東北新幹線とスペーシアの並走が見られるのは、後にも先にもここだけです。 横浜港のジオラマから海を挟んでニューヨークの街並みが広がっています。 海上には自由の女神がそびえていますし、自由の女神の実物大の足跡もあります。 街並みに目を向けると、かつて世界一の高さを誇ったエンパイアステートビルや、世界貿易センタービルもあります。 ニューヨークと言えばブロードウェー。 ウェストサイドストーリーが路地裏で展開されています。 同様に、ステージカーでイベントが開催されています。 お金を入れると、玉乗りのおじさんが動きます。 しかし、その発展の陰で、格差やスラムの拡大が挙げられます。 銀行強盗。 港の桟橋に追い込まれてゴルフクラブで殺害されようとしている事案。 経済発展の陰で顕在化する社会課題。 改めてSDGsへの取り組みの重要性を感じます。 ニューヨークの例の通り、東武ワールドスクウェアでは、建造物にたくさんの人の暮らしも再現されています。 建物だけ見ていても、ウェストサイドストーリーの上演や銀行強盗を見つけることはできませんので、このようにヒトを観察することに面白さがあります。 その中には、隠れミッキーを探すがごとく、隠しキャラもいます。 例えば、中国の万里の長城では、天竺を目指す三蔵法師の一行に出会うことができます。 万里の長城は天竺とは方向が違いますが、実際はどうあったんでしょうか? ただ、万里の長城は実物さながらにながーくできていますので、彼ら一行を探すには、一定の根気が必要です。 特に前半の東京駅や羽田空港、ニューヨークなどの街並みを見てきたように、模型の世界はほとんどが約30年前で時が止まっています。 それだけに、現在と比較することで、いまの生活がいかに豊かになったかを感じることができます。 東京駅は、駅前がより広くきれいになり、走っている列車も今では最高時速320kmで走ります。 羽田空港も第3ターミナルや新管制塔もあり、航空会社もLCCが参入し選択肢が増えました。 そして、街の人の数。 当時は特に1つの名所や都市、観光地に人が集中する傾向がありました。 現在は観光地やモビリティの選択肢も増え、コロナで密集を忌避していたこともあって、模型の人の集まり具合は恐怖すら感じます。 一方、彼らをよく見れば、服装もさることながら、スマホなんてものもありません。 ICカードもなく、切符は並んで買います。 令和ならではのいろいろな社会課題もありますが、そんな彼らの暮らしを観察することで、「本当に昔はよかったのか?」と思うほど、暮らしが豊かになった幸せを実感できます。 東武ワールドスクエアの建造物を見ると、とにかく集まったヒトの多さに驚きます。 しかし、誰一人同じヒトはおらず、それぞれ違う格好、違う表情をしています。 それだけ、世界にはたくさんのヒトがいるということですし、ゴルフクラブで積年の恨みを晴らす人、盗みを働く人、芸を磨く人、天竺を目指す人、1人ひとりにドラマがあります。 こうした秀逸な建築物に裏打ちされた人間ドラマこそが、東武ワールドスクウェアの真の"みどころ"かもしれません。 【はてなブログのランキングに参加しています】
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