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子鉄(?)ヤンヤン(中1)の父であり、実写版アラレちゃんの娘ミーミー(小3)の父が、鉄道や子育てを楽しみながら、地方鉄道を救済していく物語です。子供の「だいすき!」「やってみたい!」を大切に子育てをしています♪ 子鉄応援ありがとうECショップ「でんしゃデパート」もやっています。本業はとある鉄道会社のSDGsおにいさん。なので、専門的な記事もあります。

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東急新横浜線の駅ナンバリングが「SH」に決定の違和感と謎。なぜ「SY」じゃない?

外国人の方でも駅の案内をわかりやすくするために導入されている駅ナンバリング

2023年3月開業予定の東急新横浜線駅ナンバリングが「SH」に決定しました。

駅ナンバリングは、路線を表すアルファベット2文字と駅の通し番号で構成されることが多いです。

東急新横浜線は、現在の東急東横線目黒線日吉駅から分かれて、新綱島駅、新横浜駅と続き、その先は相模鉄道横浜線となり、2019年に開業した羽沢横浜国大駅を経て相鉄本線に続きます。

よって、新横浜駅は「SH01」、新綱島駅は「SH02」、日吉駅はすでに東横線の駅としての「TY13」、目黒線の駅としての「MG13」に続き「SH03」が設定され、1つの駅に3つのナンバーが並びます。

しかし、この「SH」の違和感にお気づきでしょうか?

<目次>

新しく発表された新横浜駅駅名標。東急新横浜線は紫色で表現される。

1,駅ナンバリングが特殊な東急電鉄

駅ナンバリングのアルファベットは、通常2文字で記載され、1文字名が鉄道会社名、2文字名が路線名を表すことが多いです。

例えば、JR東日本山手線は、JR Yamanote で「JY」。

東武スカイツリーラインは、Tobu Skytree で「TS」。

という具合です。

しかし、東急電鉄は違います。

東急東横線 は、ToYoko の「TY」。

東急田園都市線は、Den-en-Toshiの「DT」。

まるで、TamagoKakeGohanは「TKG」がごとく表現するDAIGOさんのDAI語のようです。

理由は簡単。

Tokyuの「T」を東武鉄道にと取られてしまったからです。

東急電鉄は2022年9月に創立100周年を迎えました。

しかし、東武鉄道の創立は1897年で東急電鉄より25年も先輩にあたります。

東京証券取引所証券コードも9001と運輸業界のトップを飾る東武鉄道に譲ったのかもしれませんね。

それ以外の鉄道会社の路線コードトリビアもなかなか面白いので、下記リンクの記事も読んでみてくださいね。

smallanthussonchifolius.hatenablog.com

 

2,なぜ「SY」じゃない?

以上のことを踏まえるともう1つ疑問が浮かびます。

なぜShinYokohama の「SY」じゃなくて、「SH」なの?ということです。

実は、「SY」はすでに使われているのです。

既得権を持っているのは、兵庫県を走る山陽電気鉄道です。

山陽電気鉄道は、神戸市内の西代駅山陽姫路駅を結ぶ本線と、途中の飾磨駅から山陽網干駅に向かう支線の網干線があります。

山陽電鉄は準大手民鉄の位置づけで、路線数が少ないこともあり、全路線で路線ナンバリングは「SY」で統一されており、番号が本線は「SY01」~「SY43」、網干線が「SY51」~「SY56」と使い分けています。

山陽電鉄の特徴的なデザインを持つ3000形電車。写真は、その中でもホワイトエンジェルと愛され、2022年5月に引退した3619号車。

これは、東急新横浜線と繋がる相模鉄道も同じで、本線が「SO01」~「SO18」、二俣川駅から分岐するいずみ野線が「SO31」~「SO37」、相鉄新横浜線が「SO51」~「SO52」となります。

と、いうことで、東急新横浜線Shin-YokoHamaより「SH」となりました。

東急新横浜線、相鉄新横浜線の開業は2023年3月。

楽しみに待ちましょう。

東急線への直通を想定して製造された相鉄20000系電車。

 

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