みなさん、こんにちは。
今回は、子鉄の夏休みにピッタリ!贅沢に電車を満喫できるトレインビューホテルをご紹介します。
トレインビューホテルは三大都市圏のターミナル駅を中心に数多く展開されていて、一休ドットコムや近畿日本ツーリストではトレインビュー特集のページもあります。
しかし、今回紹介するのは、どちらのサイトでも紹介していない、鉄道マニア親子だからこそ発見した超穴場ホテル、「富士山三島東急ホテル」です。
富士山三島東急ホテルの特徴は、新幹線、特急踊り子や普通電車はもちろん、貨物列車も頻繁に通るほか、確認車、採石運搬車、レール運搬車などの保守車両が動くところも見えるという、トレインビュースポットとしてもかなり贅沢なラインナップ。
さらに、ほとんどの客席がトレインビューと同じ窓から富士山ビューも楽しめる上、最上階には大浴場と露天風呂♨も!
当然お風呂も富士山&トレインビューですよ!!
<本日の目次>
- 富士山三島東急ホテルについて
- 富士山ビューの絶景!!
- 東海道新幹線がひっきりなしにやってくる。
- 東海道本線普通電車のマニアックな楽しみ方
- 貨物列車もたくさんやってくる!
- 特急踊り子がニョロニョロヘビみたいな動きをする。
- 三島の夜を愉しむ。サンライズ出雲・瀬戸と保守車両
- 早朝は撮り鉄のチャンス!!
- JR東海総合研修センターで夢を広げよう!
- 観光はどうすんのよ。
- まとめ
富士山三島東急ホテルについて
富士山三島東急ホテルは、2020年6月にオープンした新しいホテルで、本日開業1周年を迎えた三島駅直結ホテルです。
三島駅は、静岡県三島市の東海道新幹線の駅で、こだま号と一部のひかり号が停車します。東京駅からの所要時間は約40分と比較的近場と言えるでしょう。
シティホテルながら、ホテル名に「富士山」を冠している通り富士山ビューが売りのホテル。
14階には大浴場と露天風呂、13階はレストランで、もちろんどちらも富士山ビュー。
シティホテルながら大浴場があるのは珍しく、東急ホテル系列では僕の知る限りでは、川崎キングスカイフロント東急REIホテルに次いで2店舗目です。
客室も広々としていて、窓からの景色を見ているだけでリラックスできます。
空気清浄機がデフォルトで備わっているほか、テレビはYouTube、Hulu、Netflexなどの動画サービスが楽しめるのも嬉しかったです。(個人アカウントが必要です。)
富士山ビューの絶景!!
富士山三島東急ホテルでは、子鉄のトレインビューに付き合うマインドではなく、一緒に窓からの景色を楽しみましょう。
とはいえ、特に夏場の日中は雲がかかりやすいため、夕暮れ時や早朝がオススメです。
富士山の右に目をやれば、箱根の山々を望むこともできます。
東海道新幹線がひっきりなしにやってくる。
富士山から少し下に目をやれば、東海道新幹線の線路が見えます。
昨年より東海道新幹線の走行速度が時速285kmに統一され、のぞみ号だけで1時間に12本運転されるようになりました。
のぞみ号は三島駅には停まりませんが、ひっきりなしにやってくるのぞみ号の高速運転に子供たちも喜んでくれることでしょう。
運が良ければドクターイエローが通過するかもしれませんよ。
なお、三島駅のホームは屋根や車庫の建物に遮られてしまうため、停車シーンや発車シーンは入場券を買ってホームで楽しんでください。
東海道本線普通電車のマニアックな楽しみ方
新幹線の線路手前にあるのが、在来線東海道本線のホームです。上り2線、下り2線の2面4線で、JR東海の313系や211系がやってきます。
2つの形式を連結して5両編成でやってくることもありますが、2両編成と短い列車もあり、単純なようで実は編成のバリエーションが豊富。
そんな中、これも朝夕を中心に隣の沼津発着のJR東日本のE231系やE233系もやってきます。
日中は最大でも5両程度のホームに2階建てグリーン車付の10両編成の列車が入ってくるとギャップにビックリします。
そして、駅で時刻表をもらって観察をしているとわかるのですが、朝夕を中心に普通国府津行きがやってきます。
国府津駅は、同じく東海道線の神奈川県の駅で、三島駅から見ると小田原駅の2つ先の駅です。
しかし、この電車に乗ったら最後。
行先をよく見ると「沼津経由」と書いてあり、この電車は東海道本線ではなく、御殿場線の列車なのです。
最終的には国府津駅に着くのですが、御殿場駅など富士山の裾を通っていくため、国府津駅には2時間ほどかかってしまいます。(普通に東海道線本線で行けば約30分)
貨物列車もたくさんやってくる!
日本の大動脈である東海道本線は貨物列車もたくさん通ります。
しかも、本数も多く、長大編成を組みます。
三島駅断面では、時刻表ベースで1日に下り45本、上り46本で、深夜時間帯になってしまいますが、珍しい電車タイプの貨物列車「スーパーレールカーゴ」を見ることもできます。
そのほか、EF210形桃太郎や、EF65形などの牽引も見ごたえがあります。
特急踊り子がニョロニョロヘビみたいな動きをする。
特急踊り子は、熱海駅から伊東線、伊豆急行線に入り、伊豆急下田駅まで向かう特急列車として知られていますが、1日2~3往復、三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り入れ、修善寺駅に向かう列車があります。
修善寺行きの特急踊り子は熱海駅まで15両編成で走行し、10両が伊豆急下田行き、5両が修善寺行きに分割されます。
三島駅のJRのホームに到着した踊り子号は、出発後、ホームの途中にあるポイントで本線から分かれ、駿豆線に入っていきます。
ポイントを2つ渡るため、上から見るとヘビのようにニョロニョロ動いていきます。
そのとき、ポイントの分かれ道がホームの途中にあるため、車体がホームにぶつからないように、ホームがえぐれているのも有名です。
三島の夜を愉しむ。サンライズ出雲・瀬戸と保守車両
三島の夜といっても別に夜の街に繰り出すわけではなく、夜を駆ける列車たちも魅力がいっぱいです。
1番のおススメは寝台特急サンライズ出雲・瀬戸。
21:50に東京駅を出発したサンライズは、23:33頃三島駅を通過していきます。部屋によってはホームの屋根に隠れて見えにくいですが、結構な速さで通過していきます。
また、先ほどのスーパーレールカーゴは、次の沼津駅の通過時刻が24:41なので、サンライズ通過後1時間くらいボーっとしていれば見れます。
そして、この時間帯になると、保守車両がモゾモゾと動き出します。
終電後の保守作業に備えて準備をしているもので、交換用のレールを運ぶレール運搬車、線路の砂利を運ぶ砕石運搬車、それをけん引する軌道モーターカーなど、日中は眠っている夜行性の車両たちが一気に目を覚ましていきます。
我が家は、いつも通り21時に就寝し、23時に起きて夜の景色を楽しみました。
早朝は撮り鉄のチャンス!!
翌朝は5時に起きましょう。
いそいそと準備をして駅に向かえば、5:30頃東京行きのサンライズ出雲・瀬戸に出会うことができます。
また、新幹線の線路に目をやれば見たことの無いかわいい保守車両がゆっくりと走っています。
ダンゴムシに色を塗ったようなこの車両は確認車と呼ばれ、保守作業が終わった後の安全確認を行う車両で、この子がOKを出さないと初電が発車できません。
かわいい姿をして権限が絶大なんです。
この早朝はぜひ駅に足を運んで写真を撮ってほしいです。
東から昇る太陽の光が上りの列車の顔にダイレクトに当たる線形になっていて、すごく顔が映えるんですよね。
子鉄が撮ってもカッコいい写真になると思いますよ。
JR東海総合研修センターで夢を広げよう!
ところで、ホテルから三島駅をはさんだ向こう側になにやらJR東海のマークが書かれたビルがあります。
ここは、運転士さんになりたい子鉄とはぜひ近くに行ってほしいです。
三島駅の向こう側に行くには、踏切などが無く、まともに歩くと10分かかるので、入場券を買って構内をショートカットします。
この建物は、JR東海の 総合研修センター。
動力車操縦者養成所(運転士さんの教習所)や新幹線動力車操縦者養成所(新幹線の運転士さんの教習所)もこの中にあり、運転士さんになる人はここで訓練を受けるのです。
中にはもちろん入れませんが、時折訓練生の方が出てくるので、テンションがあがります。
他にも、昔多摩川にかかっていた鉄橋(旧六郷川鉄橋)や日本初のアメリカ式トラス桁など、土木遺産的なアレも大切に保管されています。
観光はどうすんのよ。
三島の観光といえば三島大社が有名ですが、ちょっと子供たちにはつまらないかもしれません。
おススメは、三島スカイウォーク。
三島駅からバスに乗って約25分。
富士山を望む全長400mのつり橋に、ロングジップスライドやフォレストアドベンチャー、セグウェイやバギーの乗車体験など、たくさんのアクティビティを楽しめます。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてくださいね。 smallanthussonchifolius.hatenablog.com
まとめ
都心では味わえないディープなトレインビュースポット富士山三島東急ホテル。
あくまで富士山ビューを推す東急さんからはトレインビューをアピールしていませんが、都心では味わえないテツ要素もたくさんあり、子供たちも喜んでくれるのではないでしょうか?
開業1周年ということで、キャンペーンも貼られていますので、この夏ぜひ訪れてみてください!
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