みなさん、こんにちは!
新型コロナウィルスの影響でテレワークをする人が増えてきました。
輸送人員の減少に喘ぐ鉄道会社は、駅ナカや駅近にテレワークができる場所の整備に躍起になっています。
そんな中、東急電鉄が自社の博物館「電車とバスの博物館」の一部をシェアオフィスとして開放するユニークな取り組みを始めました。
なんと!古い電車の中でも仕事をすることができます。
鉄道マニアとしては、仕事に手がつかないんじゃないかと不安が拭えませんが、「夏休みが延長になってしまった息子ヤンヤンを博物館で遊ばせながら仕事ができる!これはナイスな働き方じゃないか!」と言うことで、親子鉄で博物館に向かいました。
<目次>
1.電車とバスの博物館とは
電車とバスの博物館は、東急電鉄が運営する鉄道系の博物館です。
東急バスが東急電鉄の1部門だった時から運営しているので、「バス」も取り扱っています。
最寄りの駅は、田園都市線の宮崎台駅で、改札口の正面が入り口になっています。
1番のオススメは、実際の運転席の映像を使って、東横線、田園都市線、大井町線のリアルな運転が体感できる本格シミュレータ。
各停、急行、特急の種別を選べるほか、電車でGO!のように時間や距離、停止位置の目印が表示されるモードと、映像以外何も表示されないモードなど、子供からマニアまで楽しく運転できるようになっています。
シミュレータは、他にもCGを使った運転体験もできます。
この他、Nゲージ運転体験、バスの運転体験、信号の仕組みを学べる模型の運転、かつて路面電車で走っていたモハ200形(通称ペコちゃん)や、昔の東急バスの車両に乗ることもできます。
- 所在地 :神奈川県川崎市宮前区2-10-12(宮崎台駅直結)
- 営業時間:10:00-16:00(当面の間)
- 入館料 :大人200円 3歳~中学生:100円
- 休館日 :木曜日(木曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始
2.電バスのシェアオフィスについて詳しく
電車とバスの博物館は、メインとなるA棟と、道路を挟んだところにあるB棟があります。
B棟はこれまで自分がデザインした列車が運転できるキッズシミュレーターや、プラレールで遊べるコーナー、かって東急グループだった日本エアシステム(JAS)の飛行機YS-11の操縦席、かつて東横線などで活躍したモハ510形(後のデハ3450形)車両が置かれています。
しかし、コロナ禍ではB棟全体が休止となっており、代わりにシェアオフィスとして活用されることになりました。
これらの、マニア垂涎の設備はそのままの空間で働くことができるのが魅力です。
コンセプトは、「大人がワクワクするアミューズメントシェアオフィス」。
シェアオフィスの名前は、「TSO DEMBUS ワークスペース」。
シェアオフィスやカフェなどをシェアオフィスとして予約できるアプリ「Suup」より予約できるようになっています。
東急電鉄のシェアオフィス「TSO」シリーズは、田園都市線長津田駅や、東横線・目黒線武蔵小杉駅でも定期券発売所の跡地を活用して展開しています。
「TSO DEN BUS ワークスペース」は、利用料金も200円/1時間で、1日最大1,000円とかなりリーズナブルなのも魅力。
もちろん、WiFiやコンセントも用意されていて、指定の場所でWEB会議も可能です。
3.実際に使ってみた!
では、さっそく電バスで仕事をしてみましょう。
まずは、宮崎台駅の改札前より直結のA棟の入口に向かいます。
ここで、息子ヤンヤンは入場券を購入して中に入っていくので、見送りします。
振り向きむせずに行ってしまいました(笑)
次に、となりにある東急ストア宮崎台店でおにぎりを買います。
この日は、DEN BUS ワークスペース利用者限定で、おにぎりなどの軽食やお弁当、お茶が10%割引になるサービスをしていました。
通常のレジではなく、サービスカウンターに商品を持っていき、Suupアプリの予約画面を見せると、割引価格で売ってくれます。
いよいよ、B棟に向かいます。
入口には自動改札機があり、Suupアプリで表示されたQRコードを読み込ませて入場します。
まずは、モハ510形です。
電車はロングシートですが、コンセントと机が設置されていて、通常の列車では体験できない働き方ができます。
先端部の席に座れば、運転席を見ながら仕事をすることができます。
また、背面に誰も通らないので、セキュリティ面も安心(?)です。
次は、建物内のブースに移ってみました。
先ほど東急ストアで購入したおにぎりをいただきます。
こちらは一般的なシェアオフィスのブースと似たような感じですが、目の前のガラス越しにモハ510形が見えますので、こちらもいい気分です。
オンライン会議は、アウトドアスタイルエリアでできます。
アウトドアスタイルエリアは、なんと!シェアオフィスでは珍しい、人工芝のようなカーペットが敷かれていて、靴を脱いで仕事をすることができます。
そのまま座ってもいいですし、キャンプのようにテントとアウトドア用のイスも用意されていて、そこで仕事をすることができます。
かつて電車の映像が流されていたスクリーンには、小川が流れる映像と音が流されていて、大自然の中で仕事をしているような気分になれます。
靴を脱いで胡坐で行ったオンライン会議は、リラックスして臨め、自由闊達でクリエイティブな議論ができました!
4.息子はどうしてた?
博物館A棟に行った息子ヤンヤン。
コロナ禍かつ平日ということもあって、かなり空いていたようです。
いつもなら午前中で整理券が売り切れてしまう本格シミュレーターを2回楽しめたほか、CGを使ったシミュレーターやバスのデジタル方向幕を自由にいじれる機械など、あっという間の時間だったそうです。
むしろ、僕のオンライン会議が終わった後くらいに、ヤンヤンから電話がかかってきて、約束の時間から延長申請があったので、さらに長く楽しんだのでした。
後日再び博物館を訪問し、本格シミュレーターの運転評価対決をしたのですが、なんと!1点差でこの私が負けてしまいました・・・💦
電車とバスの博物館は、係員さんが多く配置されているので、割と安心して放置できました。
5.また使ってみたいですか?
使いたいです。おススメです!
- 利用料金が安い!
- 子供を遊ばせつつ、自分も遊べる!
- 電車の中で働ける非日常感!
- 寝そべってもOK!
こんな感じですかね。
わざわざ宮崎台まで来るのは大変ですが・・・・。
親子で刺激を受けられる大きな魅力があります。
他の鉄道系博物館もやってくれるといいですね!
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