ボクの息子はもう子鉄じゃないかもしれない。

子鉄(?)ヤンヤン(中1)の父であり、実写版アラレちゃんの娘ミーミー(小3)の父が、鉄道や子育てを楽しみながら、地方鉄道を救済していく物語です。子供の「だいすき!」「やってみたい!」を大切に子育てをしています♪ 子鉄応援ありがとうECショップ「でんしゃデパート」もやっています。本業はとある鉄道会社のSDGsおにいさん。なので、専門的な記事もあります。

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子鉄と電車とバスの博物館で親子ワーケーション!〜TSO DENBUS ワークスペースを使ってみた〜

みなさん、こんにちは!

新型コロナウィルスの影響でテレワークをする人が増えてきました。

輸送人員の減少に喘ぐ鉄道会社は、駅ナカや駅近にテレワークができる場所の整備に躍起になっています。

そんな中、東急電鉄が自社の博物館電車とバスの博物館の一部をシェアオフィスとして開放するユニークな取り組みを始めました。

なんと!古い電車の中でも仕事をすることができます。

鉄道マニアとしては、仕事に手がつかないんじゃないかと不安が拭えませんが、「夏休みが延長になってしまった息子ヤンヤンを博物館で遊ばせながら仕事ができる!これはナイスな働き方じゃないか!」と言うことで、親子鉄で博物館に向かいました。

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シェアオフィスTSO DENBUSワークスペースの入口では新型車両2020系がお出迎え。しかも、トップナンバー。

<目次>

 

1.電車とバスの博物館とは

電車とバスの博物館は、東急電鉄が運営する鉄道系の博物館です。

東急バスが東急電鉄の1部門だった時から運営しているので、「バス」も取り扱っています。

最寄りの駅は、田園都市線宮崎台駅で、改札口の正面が入り口になっています。

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宮崎台駅は、渋谷方が高架になっており、博物館はその高架下の空間を活用している。

1番のオススメは、実際の運転席の映像を使って、東横線田園都市線大井町線のリアルな運転が体感できる本格シミュレータ

各停、急行、特急の種別を選べるほか、電車でGO!のように時間や距離、停止位置の目印が表示されるモードと、映像以外何も表示されないモードなど、子供からマニアまで楽しく運転できるようになっています。

シミュレータは、他にもCGを使った運転体験もできます。

この他、Nゲージ運転体験、バスの運転体験、信号の仕組みを学べる模型の運転、かつて路面電車で走っていたモハ200形(通称ペコちゃん)や、昔の東急バスの車両に乗ることもできます。

  • 所在地 :神奈川県川崎市宮前区2-10-12(宮崎台駅直結)
  • 営業時間:10:00-16:00(当面の間)
  • 入館料 :大人200円 3歳~中学生:100円
  • 休館日 :木曜日(木曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始

営業案内・アクセス|電車とバスの博物館|東急電鉄

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かつて東横線で活躍したもは510形は入口からも見える。これからこの電車の中で仕事をします!

2.電バスのシェアオフィスについて詳しく

電車とバスの博物館は、メインとなるA棟と、道路を挟んだところにあるB棟があります。

B棟はこれまで自分がデザインした列車が運転できるキッズシミュレーターや、プラレールで遊べるコーナー、かって東急グループだった日本エアシステムJAS)の飛行機YS-11の操縦席、かつて東横線などで活躍したモハ510形(後のデハ3450形)車両が置かれています。

しかし、コロナ禍ではB棟全体が休止となっており、代わりにシェアオフィスとして活用されることになりました。

これらの、マニア垂涎の設備はそのままの空間で働くことができるのが魅力です。

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電車とバスの博物館B棟の入口には、田園都市線では見られない自動信号機がそびえている。

コンセプトは、「大人がワクワクするアミューズメントシェアオフィス」。

シェアオフィスの名前は、「TSO DEMBUS ワークスペース」。

シェアオフィスやカフェなどをシェアオフィスとして予約できるアプリ「Suup」より予約できるようになっています。

東急電鉄のシェアオフィス「TSO」シリーズは、田園都市線長津田駅や、東横線目黒線武蔵小杉駅でも定期券発売所の跡地を活用して展開しています。

「TSO DEN BUS ワークスペース」は、利用料金も200円/1時間で、1日最大1,000円とかなりリーズナブルなのも魅力。

もちろん、WiFiやコンセントも用意されていて、指定の場所でWEB会議も可能です。

 

3.実際に使ってみた!

では、さっそく電バスで仕事をしてみましょう。

まずは、宮崎台駅の改札前より直結のA棟の入口に向かいます。

ここで、息子ヤンヤンは入場券を購入して中に入っていくので、見送りします。

振り向きむせずに行ってしまいました(笑)

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メインとなるA棟の入口は改札の正面にある。

次に、となりにある東急ストア宮崎台店でおにぎりを買います。

この日は、DEN BUS ワークスペース利用者限定で、おにぎりなどの軽食やお弁当、お茶が10%割引になるサービスをしていました。

通常のレジではなく、サービスカウンターに商品を持っていき、Suupアプリの予約画面を見せると、割引価格で売ってくれます。

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東急ストアで購入したお茶と赤飯。ヤーコンはお赤飯が大好き。

いよいよ、B棟に向かいます。

入口には自動改札機があり、Suupアプリで表示されたQRコードを読み込ませて入場します。

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心のこもった手書きの看板に迎えられ、奥の自動改札機より入場する。

まずは、モハ510形です。

電車はロングシートですが、コンセントと机が設置されていて、通常の列車では体験できない働き方ができます。

先端部の席に座れば、運転席を見ながら仕事をすることができます。

また、背面に誰も通らないので、セキュリティ面も安心(?)です。

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運転台の真横のロングシートで机で業務に励む。

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他のロングシートにも机とコンセントが設置されている。

次は、建物内のブースに移ってみました。

先ほど東急ストアで購入したおにぎりをいただきます。

こちらは一般的なシェアオフィスのブースと似たような感じですが、目の前のガラス越しにモハ510形が見えますので、こちらもいい気分です。

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建物内のブースは「えきもくオフィス」と呼ばれ、駅改良工事で発生した廃材などを活用している。

オンライン会議は、アウトドアスタイルエリアでできます。

アウトドアスタイルエリアは、なんと!シェアオフィスでは珍しい、人工芝のようなカーペットが敷かれていて、靴を脱いで仕事をすることができます。

そのまま座ってもいいですし、キャンプのようにテントとアウトドア用のイスも用意されていて、そこで仕事をすることができます。

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ほぼ雑魚寝スタイルで会議に参加。

かつて電車の映像が流されていたスクリーンには、小川が流れる映像と音が流されていて、大自然の中で仕事をしているような気分になれます。

靴を脱いで胡坐で行ったオンライン会議は、リラックスして臨め、自由闊達でクリエイティブな議論ができました!

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アウトドアスタイルエリアはイスもアウトドア用のイス。家具レンタルのサブスク会社と提携したんだそう。

4.息子はどうしてた?

博物館A棟に行った息子ヤンヤン

コロナ禍かつ平日ということもあって、かなり空いていたようです。

いつもなら午前中で整理券が売り切れてしまう本格シミュレーターを2回楽しめたほか、CGを使ったシミュレーターバスのデジタル方向幕を自由にいじれる機械など、あっという間の時間だったそうです。

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大型二種免許を早く取りたがっているヤンヤン

むしろ、僕のオンライン会議が終わった後くらいに、ヤンヤンから電話がかかってきて、約束の時間から延長申請があったので、さらに長く楽しんだのでした。

後日再び博物館を訪問し、本格シミュレーターの運転評価対決をしたのですが、なんと!1点差でこの私が負けてしまいました・・・💦

電車とバスの博物館は、係員さんが多く配置されているので、割と安心して放置できました。

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本格シミュレーターは、8090系車両のモックアップと実写映像でリアルな運転が楽しめる。

5.また使ってみたいですか?

使いたいです。おススメです!

  • 利用料金が安い!
  • 子供を遊ばせつつ、自分も遊べる!
  • 電車の中で働ける非日常感!
  • 寝そべってもOK!

こんな感じですかね。

わざわざ宮崎台まで来るのは大変ですが・・・・。

親子で刺激を受けられる大きな魅力があります。

他の鉄道系博物館もやってくれるといいですね!

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アウトドアスタイルエリアの開放感が癖になりそうです。

 

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