新型コロナウィルスの脅威も有耶無耶にされ、いよいよ海水浴もこれまで通り楽しむことができる夏を迎えました。
海水浴場の運営側も非常に厳しいコロナ禍でしたが、それでも都心に近い海水浴場は自然とお客さんも集まってきたりしますので、胡座をかきながら被害者アピールをする運営者もいるように思います。
この記事はその代表格として三浦海岸海水浴場をディスるだけの記事です。
その対比として紹介する和歌山県紀伊田辺の扇ヶ浜海水浴場は本当に素晴らしかったです(笑)
<目次>
- 1.海水浴場へのアクセス
- 2.休憩所・更衣室・シャワー・ロッカーがボロい
- 3.休憩所・更衣室・シャワー・ロッカーが有料
- 4.休憩所のオバチャンがバイトの子を顎で使う
- 5.喫煙所が休憩所の目の前で分煙ができてない
- 6.料理がマズい
- 7.アクティビティがない
- 8.競合が参入したら確実に負ける
1.海水浴場へのアクセス
三浦海岸海水浴場の最寄駅は京急久里浜線の三浦海岸駅で、品川駅から快特で1時間ほどで着きます。
快特は2ドアクロスシートの2100系で運転されることも多く、快適にアクセスすることができます。
また、三浦海岸駅から海水浴場には徒歩約6分であっという間に到着。
海水浴場のすぐ横の道路に沿うように駐車場もあり、アクセスは抜群!
一方で、紀伊田辺扇ヶ浜海水浴場は、新大阪駅から特急くろしおで約2時間30分、紀伊田辺駅からさらに徒歩15分と夏場には地獄のような行程になります。
しかし、東急ハーヴェストクラブ南紀田辺に泊まれば無料の送迎バスが扇ヶ浜海水浴場に泊まってくれるので安心です。
しかも、2時間半も特急くろしおの乗車を楽しむことができますし、いま話題の大阪うめきた地下駅も通るので楽しさ爆発です!
2.休憩所・更衣室・シャワー・ロッカーがボロい
三浦海岸には、休憩所・更衣室・シャワー室がある海の家があります。
僕が小学生の時(昭和60年代)に過ごした時となんら変わらない海の家で、少し高くなった畳敷にテーブルが置いてあります。
更衣室兼シャワー室は暗く、天窓のようなものからのみ光が差し込むようです(非鉄娘談)。
屋根を支える鉄骨は潮風で塗装が錆びています。
※海の家は毎年建設・解体しています。
一方、扇ヶ浜は海の家という家屋ではありませんが、木目が美しいお店が2軒設置され、カウンターとその奥が調理室になっています。
カウンターの前にはテントとテーブルが置かれ、靴を脱がなくても海を見ながら、食事やジュースを楽しむことができます。
また、キッチンカーも何台か来ていて、紀州名物の梅酒や、その場で天日干しした梅干しを振る舞ってくれました。
3.休憩所・更衣室・シャワー・ロッカーが有料
三浦海岸の海の家は有料です。
シャワーだけでも1,000円、休憩所の畳の部分に上がると1,500円です(いずれも大人料金)。
もちろん料理は別料金で、支払いは現金のみです。
扇ヶ浜は更衣室、ロッカー、シャワーいずれも無料です。
シャワーは追加料金(100円だったかな?)を払えば、なんとお湯も出ます。
料理も含めて支払いは現金の他にクレジットカード、交通系電子マネー、バーコード決済も可能です。
4.休憩所のオバチャンがバイトの子を顎で使う
海の家のアルバイトは学生さんの定番かもしれません。
いずれの海水浴場でも学生さんが働いていますが、三浦海岸の海の家は店主っぽいオバチャンが駄弁りながら酒を飲んでいて、あそこのテーブルの料理を片付けろだの、バイトさんを顎で使って、バイトさんもイヤイヤ対応していたのが印象的でした。
扇ヶ浜のお店では、学生さんが自主的に働いていて、「暑いですねぇ」とか「どこから来たんですかぁ?」とか気さくに話しかけてくれて、こちらも楽しい気持ちになれました。
また、レンタル浮き輪が足りなくなったり、空気入れが壊れた時は店舗同士で融通し合って、海水浴場全体でよいサービスができるよう連携しているのがこころに残りました。
5.喫煙所が休憩所の目の前で分煙ができてない
三浦海岸の海の家の前には、喫煙スペースがあり、2台灰皿が設置されています。
衝立はないので、海の家の中にも他の皆さんのパラソルのところにも副流煙が流れてきます。
なお、扇ヶ浜海水浴場は完全禁煙です。(喫煙所はあったのかもしれませんが、普通に遊んでいる限りは認識できませんでした。)
6.料理がマズい
三浦海岸の海の家では料理を注文することができます。
25年前に頼んだものと変わらぬ、例えばラーメンやカレー、かき氷などです。
他のお客さんが食べているものが昔のものマンマだったので注文しませんでした。
扇ヶ浜海水浴場では、定番もものもありますが、チーズバーガーやロコモコ丼などオシャレなものもたくさん!
僕は飲みませんが、アルコールも豊富で、ビールの他にもカクテルやサワーなどカラフルで見た目も楽しめる飲み物がたくさんです!
僕はロコモコ丼を頼みました。
息子鉄は、焼きそばを注文して、取り憑かれたように食べていました。
昭和のそれと圧倒的に違うことは、麺のハリとツヤを見れば一目瞭然です。
7.アクティビティがない
三浦海岸は、海の家はありますが、あとは勝手に遊んだ方ばかりに、特にアドレナリンが溢れるようなアクティビティは用意されていません。
扇ヶ浜海水浴場は、少し砂浜から離れが海上に、水上ターザンロープや浮島が用意されていて、そこで飛び込んだりして遊ぶことができます。
足のつかない場所に浮かんでいるので、自力か浮き輪で泳いでいく必要がありますが、息子鉄ヤンヤンは、もう足がつかなくても余裕で泳げるので、取り憑かれたようにターザンロープで遊んでいました。
まさかここまで泳げるようになっているとは知らず、親として嬉しい時間でもありました。
僕も何回か飛び込みましたが、メッチャ面白かったです。
特に係が常駐するわけでもなく、お父さん同士が連携して子供たちを楽しませるのも、楽しさが一層膨らみますね。
8.競合が参入したら確実に負ける
このように、三浦海岸海水浴場は、ショバ代に胡座をかいて25年間まったく進化を見せていない一方、地方の海水浴場は複数のお店で一定の競争と緊張感を保ちつつ、連携しながら海水浴場そのものを気持ちよく過ごせるようにしていこうという前向きでアクティブな姿勢を感じることができました。
海水浴客も全体では減少していると思いますが、海水浴場間で競争原理が働いて、経営努力がないプレイヤーは自然淘汰されるべきですし、僕たちも自分自身の満足度を最大化させるため、厳しい目で遊び場を選んでいきたいと思いました。
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